【実業之日本社文庫】創刊15年!推し本、あります!

本や読書。

 さて皆様、実業之日本社という出版社をご存じでしょうか。
 あまり聞いたことない…という方もいらっしゃるかもしれませんが…創業125年を超える老舗なんですよね~。
 そんな実業之日本社が文庫を創刊して…今年で15年になりました。
 懐かしいですね~。創刊!という文字を見て、「おぉ~!」っと思ったのを記憶しています。

 というわけで、実業之日本社の本をご紹介しまーす!

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実業之日本社とは…?

 実業之日本社とは、1897年創業の出版社です。1897年というと…明治ですから…いや~古いんですね~。
 有名なところでは、吉川弘文館が1869年、河出書房が1885年ですし…岩波書店は1913年ですから、実業之日本社がいかに老舗かというのがわかるのですが…あまり知られてないのは…雑誌とかエンタメ系に強かったからですかね~?

 ワタクシも、歴史の雑学系や雑誌でお世話になった記憶があります。ムックみたいなやつとかね…。ん~、昔の本が出てくると色々話が広がるのでしょうが…いまのところ見つかりません~。
 見つけたら、紹介しましょう~。

実業之日本社文庫とは…?

 老舗の出版社が文庫を持っていなかった…というのは不思議ですよね~。
 そんな実業之日本社が文庫レーベルを立ち上げたのが…15年前なんですが…15年前って…2009年なんですよね~。あれ?思ったより最近?って感じるのは2000年代だからですよね~。
 昭和人にとっては…2000年代って未来的よね~と思っちゃうんですよ。
 だって…1999年には恐怖の大王がやってきて地球滅亡すると思ってたんだから…。

そんな危機を乗り越えて、2009年に文庫レーベルを立ち上げたんです!

どんな本があるの?

 現在は…ブログで紹介できる量を超えてますから、気になる方は公式HPをご覧いただいた方が良いかもしれません~。

 実業之日本社公式HPはコチラ → 表紙も魅力的な本が多い!

 基本的にはミステリーが多いと思いますが…現代ミステリー、歴史ミステリー、グルメミステリーなどギャグミステリーみたいなのもありますし、歴史時代小説も充実していますし…。

 他とちょっと違うな~っと思うのは、官能的な表紙の小説もありまして…ちょっとドキドキしちゃう本もあります。

 また、渋沢栄一の「富と幸せを生む知恵」のような、人生論・仕事論の本もあります!

 ほんとに色々な本がありますので、皆さんのお気に入りの一冊が必ずみつかりますので…ぜひ、ホームーページでご覧ください~。

キャラクターの名前が変わった?

解説目録です。

 2024年に創刊15周年を迎えた実業之日本社文庫の解説目録の表紙には、宇宙人みたいなキャラクターがいますよね~。あの子の名前は…。

表紙裏に書いてありました~。

 実之介くんというそうなんですが…ぢつは…。

兄弟?

 創刊当時のしおりには、ジッピィと紹介されているんですよね~。たぶん…同じキャラクターだと思うのですが…。

 ワタクシが持っている解説目録で調べてみると…。

創刊10周年も実之介でした~!

 一番古い解説目録で、2018年でしたが…そちらも実之介でしたね~。割と早いうちに変わったのかもしれませんね~。

 ちなみに、解説目録の上の方に「100年たっても本が好き。」というキャッチコピーが書いてありますが…、こちらは2021年に「推し本、あります。」に変わりました~。

ワタクシの推し本はコレだ!

 今回、実業之日本社文庫が創刊15周年ということで、1冊買おう~っと思っているのですが、まだ…購入できてません~。そこで、ワタクシの推し本を紹介しまーす。

①パルテノン 柳広司 686円(税別) 428ページ

サイコーに面白い!

 ジョーカー・ゲームで大人気の柳さんがブレイクする前の作品群ということなんでしょうね。短編…というよりも、3つの作品が収録されています!といった方がいいと思います。

②鳥取砂丘の青い風 吉村達也 619円(税別) 363ページ

続きが…読みたかった…!

 皆さん…吉村達也さんはご存じでしょう~。ただ、実業之日本社創刊第2弾のラインナップで、文庫書下ろしして新たなレイルロード小説が立ち上がったことは…知らないかもしれません…。

 皆さん…この小説は、ミステリーでもホラーでもサスペンスでもないんです。吉村達也さんの作家人生初の試みだったんです。それが、全国乗りつぶしレイルロード小説なんです!

 第1弾なんです!

 あらすじを紹介しておきましょう…。主人公は、ちょっとメタボなサラリーマン鳥取五郎。美人妻と二人の娘の四人家族。夏休みの家族旅行で失敗してしまい妻が激怒…会社にもリストラ宣告され、朝、目が覚めると妻と娘は実家へ…。
 傷心の五郎は、東京発各駅停車の旅へ…道中に出会った人生に傷ついた仲間とともに砂丘にむかう…それぞれの想いを胸に…。

 というような感じなんです。もぅ~、むちゃくちゃ面白いんです!誰も死にません~、変なトリックありません~。そのかわり、泣いちゃいます。
 ワタクシは、この小説を読んで、家族旅行の計画はちゃんと立てようと決心しました。

 そしてそして、あとがきでは吉村さんが、「鳥取家に再燃した家族崩壊の危機とともに、新たな各駅停車の旅が始まる予定です」と…ちゃんと告知があったんです。

 なのでなので…ワタクシは…まだかな~、まだかな~っと首をなが~くして待っていたわけですが…吉村さんは、2012年だったかな…ご病気により帰らぬ人となってしまいました…。

 いや~。残念でなりません~。たしか…60歳くらいだったかな~と思います。まだ、お若かったのに…。いや~。すごい残念です。いや、ほんとにおもしろいんですよね~。

まとめ 

 というわけで、ちょっとしんみりしてしまいましたが、実業之日本社文庫創刊15周年なので、ワタクシの押し本を紹介させていただきました~。
 近々、1冊購入してきたら、またご紹介させていただきます~。

 実際、実業之日本社文庫でしか読めない本というのがありますので、ぜひ、お気に入りの本を見つけてみてください~。

 

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