皆さんは、「THE BIG ISSUE」(ザ ビック イシュー)という雑誌をご存知でしょうか。
ワタクシも、そういう雑誌があるということは知っていたのですが、見えていなかったのですよね。販売しているかたを認識したことがなかったんです。いつもは、通販で買っておりました。
ところが、最近、とある駅で知り合いと待ち合わせをした時に、販売している方を見かけたんです。どういう風に声を掛けて買えばいいのかわからなかったのですが…近づいていったら、「暑いね~」と声を掛けてくれて、無事に一冊を購入することができました~。挨拶程度の会話しかできませんでしたが…とても良かったです。
さて、今回は本屋さんでは買えない雑誌、ビックイシューについて紹介したいと思いまーす!
ビッグイシューはどのような雑誌なの?
ビックイシューは、有限会社ビックイシュー日本という会社が発行している雑誌です。
もともと、ビックイシューというのは、ロンドンから始まった雑誌のようで、その呼びかけにより、1994年に国際ストリートペーパーネットワーク(INSP)が設立されました。
これは、ビックイシューのような仕組みで雑誌や新聞を販売する国際的なネットワークで、こういった雑誌をストリートペーパーと呼ぶそうです。
世界中の国で、色々なストリートペーパーが販売されていますが、日本ではビックイシュー日本版を販売しているというわけです。
有限会社ビックイシュー日本ってどんな会社なの?
ビジネスの手法で、社会問題の解決にチャレンジする企業です。
ビックイシューは、市民が市民自身で「働く場」を作る試みで、最も解決が難しいとされていたホームレスの問題を救済ではなく、仕事を提供することで自立を応援する事業として始まりました。
ビックイシューの販売者となった方は、1冊450円の雑誌を売ると230円を収入とできる、まさに、ビジネスパートナーとして活躍しているのです。
また、販売するにあたっては、「ビックイシュー行動規範」というのがありまして、8つの規範があります。
①割り当てられた場所での販売。
②ビックイシューのIDカードを提示して販売します。(だいたい首から下げてます。)
③販売中に、攻撃的または脅迫的な態度や、言葉を使いません。
④酒や薬物の影響を受けたまま、「ビックイシュー」を売りません。
⑤他の市民の邪魔や通行を妨害しません。このため、特に道路上では割り当て場所の周囲を随時移動して販売します。
⑥街頭で生活費を稼ぐ他の人々と売り場について争いません。
⑦販売中に代金以外の金銭の提供を受けません。
⑧どのような状況であろうと、ビックイシューとその販売者の信頼を落とすような行為はしません。
これらのルールを守る事で、私たちは安心してビックイシューを買う事ができるというわけです。
ビックイシューの魅力!
さて、このビックイシュー。購入することでホームレスの方々の支援になるわけですが…。
450円という値段はどうですか? なかなかお高いと思いますよね~。ビックイシューを2冊買ったら、それなりの文庫本が1冊買えちゃうわけです。
となれば、雑誌自体に魅力がなければ買いたいと思わないですよね。しかも、立ち見とかもできないわけですからね~。
せめて表紙くらい見てから決めたいね~っと思っても、近づいちゃうとね~なんとなく気まずいかなぁ~っと思っちゃいますよね~。
充実した内容!
実際に買って読んでみると…現在のホットな話題が盛りだくさんになっています。自分は知らなくても、世の中にそういう動きがあるのね~という感じで勉強になります。
もし、ご興味があればビックイシュー日本版の公式サイトをご覧ください。こちらでは、バックナンバーも購入することができます。
表紙や記事の紹介も載っているのですが、だいたい話題の人が表紙を飾っています。記事の内容も、文化・カルチャーから政治・経済・環境や自然まで幅広い特集を組んでいるので、最近の問題点や現在の状況などをお手軽に確認することができます。
だいたい、30ページ前後でA4サイズ、フルカラーですから450円でいいの?という感じの内容になっております。
気になるビックイシュー日本版公式サイトはコチラ → イベントも色々あるよ。
発行は月2回です!
ビックイシューは月2回の発行です。各月の1日と15日に新しいのが出ます!
なんと、2023年の9月で日本版の創刊20周年!
なんと…リンク貼るために、公式サイトを見ていたら、創刊20周年ですって。
いや~すごい取り組みですよね~。
ワタクシは購入することぐらいしかできませんが…応援していきたいなとおもいます。
バックナンバーも買えるが…
なんとですね。公式サイトからは、バックナンバーも買う事ができます。お気に入りの表紙や好きな事が記事になっていたりしたら、購入してみてはいかがでしょうか。
しかも…ワタクシは、ネコの表紙のヤツを買おうかな~っと思ったら、売り切れでした~。
たぶん…早く買わないと売り切れちゃいますね。気になる方はお早めに~。
どこで買えるの?
ぢつは…ここが一番の問題なんですよね~。
販売員の皆さんは、決められた路上で販売しているのですが…この暑さでは、身体がおかしくなっちゃいますよね~。どうされているのでしょうか…。
雑誌の巻末やホームページにも全国の販売箇所が掲載しています。ただ、行く時間帯によっては、会えなかったりする場合もありますよね~。
定期購読で確実に手に入れる!
1年間の定期購読で、11000円で送料込みの金額です。申し込みはホームページから!
実際に見てから買いたい!
いや、絶対に一定数のお客様がいると思うのが、「見てから買いたい」という方々ですよね~。ワタクシもそう。
そんな方々のために、委託販売制度を利用して販売しているお店が全国にあります。カフェとか雑貨店とか酒屋さんとかもあるんですよね~。
全国に50か所あるそうですが…なんと、東京には1件だけ。
委託販売という制度
お店などで委託販売する場合は、買取になりますので…まぁ、売れないと在庫になるという感じですが、イベントなどでの販売するために、テーマに沿った雑誌のみの販売もできるそうです。
最低20冊を仕入れなければなりませんが、同じ号を20冊でもバラバラの20冊でもいいそうです。
こちらだと、映画の上映会とかフリーマーケットなどのイベントに沿ったテーマの本を仕入れて売ることができますね~。
う~ん。やってみたい気もしますが…イベントを企画しないとなぁ~。
まとめ
さて、今回は市民の力で社会問題を解決する事業としてのビックイシューを紹介させていただきました~。
雑誌としても魅力がありますので、ぜひ、手に入れてみてください~。
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