講談社ブルーバックスは、なんと創刊60年!

本や読書。

 講談社ブルーバックスといえば…学校の図書館や、自治体の図書館、そして本屋さんでもズラーっと並んでいて壮観ですよね~。理系の本ということで、本棚の前に立っただけで賢くなった気がするという伝説があるとかないとか…。

 しかし、講談社ブルーバックスといえば、読みたい。読んでみたい。読まなければ。と思っているのに手が伸びない本の代名詞。パラパラっと読んでみては…ムリダワ~。

 そんな講談社ブルーバックスが創刊60周年ということで、今はどんな本が出ているのか、そして面白いのか、そして読めるのか!
 バッチリ紹介しちゃいまーす!

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ぢつは、2023年9月のことなんです!

 講談社ブルーバックスが創刊60周年を迎えたのは…2023年の9月です。
 ですので、記事としては遅くなってしまったのですが、創刊60周年というのはメデタイことでありますし、講談社ブルーバックスを紹介する記事は…滅多にない!と思っているので、ここでしっかりと紹介して、お祝いしておこうと思います!

キャンペーンもやっていたのです!

たくさんのブルーバックスが紹介されていました~。

 ジュンク堂池袋本店では、ブルーバックス60周年を記念して、ポイント5倍フェアを11月30日まで開催しておりました。(現在は終了しています。)

 ワタクシは、ちゃっかり2冊買っておきましたので、ポイント5倍をいただきました~。

記念の小冊子もあった!

カメラの都合で色味が変わってしまっていますが…。

 この小冊子は、わりと色々な本屋さんで見かけることができたので、もらった方も多かったかもしれませんね~。
 ブルーバックスと同じ新書サイズで、104ページまであります。

 パート1のブルーバックスのあゆみは、1963年に創刊されたブルーバックスの60年の歴史を7つのブロックにわけて、それぞれの年代で起きた事柄や、話題となったことなどと共に、その時に発売された代表的なブルーバックスを紹介しています。このパート1を読んだだけでも、科学の変遷がわかりますね~。

 パート2は、ブルーバックス編集部員の8名の方が、おススメの本を紹介してくれています。この8名は似顔絵が書かれていて、ジュンク堂でも本に貼ってありました。上の写真をよく見ると、帯のところに貼ってあるのがわかります。

 パート3は、ブルーバックス・トリビアということですが、ブルーバックスに関するトリビアということではなくて、ブルーバックスを読んでいれば、トリビアでもなんでもないぜぃ~という事ですね~。たとえば、「ハワイは毎年8cmずつ日本に近づいている」とか「月は地球から1年に3~4cmずつ離れている」とかそういった感じのことです。全部で17トリビアありました~。

ブルーバックス60周年記念サイトもあった!

 うかつでした…こんな記念サイトがあったなんて…漫画も特集してるので是非ご覧ください

  講談社ブルーバックス60周年記念特設サイトはこちら ⇒ プレゼントもあったっぽい!

 くぅ~。マグカップのプレゼントもあったらしいですね~。

ブルーバックスが難しいわけ

 さて、冒頭でも、ブルーバックスは読んでみたいけど、なかなか手が出ないな~という話をしましたが、こういった小冊子で編集部員さんのおススメ!なんてものを読んでいると、とても面白そうに感じるんですよね~。

 ただ、実際に読むために買ってみよう!と思うと…非常に難しい。

 立ち読みでパラパラ~見た時に、数式だけのページだったりすると…すっと本棚に戻してしまったりすると思うんですよね~。でも、分からない所や難しい所は飛ばして読んでもいいと思うんです。

 いや、ちゃんと理解しようとすれば、しっかり読んだ方がいいと思いますが…そこまで求めてないならサラーっと読んで、理解したような気になっていいと思うんです。もし、気になる事があれば深めていけばいいわけですしね。

 それに、科学といっても…分野が広いです。もう、宇宙から大腸菌まで幅広いですからね、色々あって色々気になるので、色々読みたいし…なので、理解できなくても「なんとなくすごい!」という感じで読めばいいと思っております。そういう意味では…子ども達におススメなんですけどね~。

気になった本はコチラ!

 というわけで、編集部員さんのおススメ60冊の中から、ワタクシが気になった数冊をご紹介しまーす。と思ったんですけど…気になるという点だけで言うと…ほとんど全部になってしまうので…紹介者は8名いますので、それぞれ2冊に絞ってご紹介しましょう。
 もちろん、ワタクシが実際に買って読むかもという前提で選びます!

 ヤマギシさんのおススメ。ヤマギシさんは、ブルーバックスの長老と呼ばれているそうです。ヤマギシさんは10冊を紹介してくださっています。

 ①睡眠の科学〈改訂新版〉なぜ眠るのか なぜ目覚めるのか  櫻井武
  いや、改めて考えてみると不思議ですよね~。最近は色々な研究が進んでいると思うので、気になるところですよね。「なぜ眠るのか」という事は考えた事がありますが、「なぜ目覚めるのか」という部分は考えたことがなかったですね~。何か、秘密があるのでしょうか。

 ②我々はなぜ我々だけなのか アジアから消えた多様な「人類」たち  川端裕人
  川端さんの本というのもあるんですが、アジア人のルーツというのも気になりますよね~。
  日経サイエンスでも2024年2月号で特集をやっているようなきがしますけど…。こちらも、最近になって色々な研究成果がでてきていますよね~。

 モリサダさんのおススメ。モリサダさんは、古生物好きなようですね~。7冊を紹介してくださってますが…古生物の本は見当たらないですね…。

 ③消えた反物質 素粒子物理学が解く宇宙進化の謎 小林誠
  宇宙に物質が存在しているのは何故かというのも、新しいですよね~。物質はあるのが当たり前と思っていますから、どこから反物質という考え方がでてきたのか…という事も気になるのですが、宇宙の質量を量るというのも…どうやって計算するの?

 ④宇宙は本当にひとつなのか 最新宇宙論入門 村山斉
  もう、何から何まで宇宙は謎だらけじゃないですか…。

 クラタさんのおススメ。クラタさんの好きな素粒子は、仮想光子ですって…なんだかわかりませんが、9冊を紹介してくださっています。

 ⑤ミトコンドリアミステリー 驚くべき細胞小器官の働き 林純一
  ミトコンドリアとは…聞いたことあるけど…どんな働きをしてるのかわかりません!細胞の中にいらっしゃるわけですから…ワタクシの身体の細胞にもいるわけですよね~。どんな働きをしているのか気になりますよね~。

 ⑥ペンローズのねじれた四次元 時空はいかにして生まれたのか 竹内薫
  この一番わからないのが、四次元とか五次元ってやつですね…。11次元とかあるんですよ~。まったく意味不明。

 シバザキさんのおススメ。ラマヌジャンがなんだかわかりませんが、7冊を紹介してくださっています。

 ⑦時間はどこから来て、なぜ流れるのか? 最新物理学が解く時空・宇宙・意識の「謎」 吉田伸夫
  時間っていうのも…よくわからないものの一つではあるんですが…あるのかないのかはっきりしませんよね~。

 ⑧トポロジカル物質とはなにか 最新・物質科学入門 長谷川修司
  トポロジカル物質という言葉も初めて聞きましたね~。

 イエダさんのおススメ天然リケジョということらしいですが…生まれながらの理科好きってことですかね~。9冊を紹介してくださっています。

 ⑨進化しすぎた脳 中高生と語る大脳生理学の最前線 池谷裕二
  やはり、人間の進化を考えるとき脳の発達というのがポイントになりますよね~。脳の発達が人間の生活習慣を変えてしまったんだと思うので、非常に気になる本です。

 ⑩脳を司る脳 最新研究で見えてきた、驚くべき脳のはたらき 毛内拡
  脳が続きますが、脳のすき間に何かあるらしいですよ…。ほんと?

 デグチさんのおススメ。なるほど…やはり、編集員の方々なので自分の担当の本がベストセラーになることを目指しているんですね~。デグチさんは、5冊を紹介してくださっています。

 ⑪統計でウソをつく方法 数式を使わない統計学入門 ダレル・ハフ
  数式を使わないなら読めるかも!

 ⑫プリオン説はほんとうか? タンパク質病原体説をめぐるミステリー 福岡伸一
  狂牛病の時に有名になったプリオンですが…最近は聞くことが少なくなったような気がします。ちゃんと研究は続いているんですね~。

 スドウさんのおススメ。科学的ウオーキング&トレーニングをしているスドウさんは、7冊を紹介してくださっています。

 ⑬認知バイアス 心に潜むふしぎな働き 鈴木宏昭
  心の問題も…科学の分野ですよね~。自分の心の働きも把握できてませんから、読まないのにどうして本を買ってしまうのかが解明されるかもしれない…。

 ⑭食べる時間でこんなに変わる時間栄養学入門 体内時計が左右する肥満、老化、生活習慣病 柴田重信
 これは、気になりますね~。食べる時間で変わるんですかね~?そうなの?

 ササキさんのおススメ。ブルーバック編集歴20年のササキさんは、7冊を紹介してくださっています。

 ⑮細胞の中の分子生物学 最新・生命科学入門 森和俊
  細胞の中のお話なんだと思いますが、ミトコンドリアとかでしょうかね~。

 ⑯人類と気候の10万年史 過去に何が起きたのか、これから何が起こるのか 中川毅
  人類の進化と密接に関わるのが、気候ですよね~。色々な環境を克服してきたのが人類の歴史ですからね~。何があったのか知りたいですよね~。

なんとなく…主流がわかってきた?

 全部で60冊が紹介されているんですが…本は違えども、扱ってる内容で分類すると…宇宙とか素粒子がテーマになるものと、DNAなどの分子生物学がテーマになるものが多い感じがしますね~。この2つのテーマに関しては、どの本もある程度繋がっていたり関係があったりするでしょうから、どの本から読み始めてもいいのかな~という気がします。

 そういう意味では、どの本も似たような感じに思えますが…科学分野が細分化されているのに似たような本が多いということは…そもそも本が売れないからという事情もあるかもしれませんね~。ちょっと、色々と要注意化もしれません。

購入した本はコレだ!

 と、なんだかんだと色々言った割に、最終的に購入した本はコチラ!

いちおう…60周年の帯がついてます!

 重力のからくり 山田克哉 1100円(税別) 262ページ B2123番
  もう、全然紹介してくださった本じゃないじゃん!という突っ込みが来ちゃうと思うのですが…そうなんです。面白いのは重力なんです。たしか…ビックバンのあとに重力が生まれて…4つぐらいあったのかな…それが…え~っと…なんかまだ解明されてなくて…という感じです!
 この相対論と量子論が相容れないという部分も…こう…なんか、わくわくする感じですよね~。っというわけで読みます!

 そして、もう1冊はコチラ!

もはや…60周年の帯もついていない…。

三体問題 浅田秀樹 1000円(税別) 251ページ B2167番
 いや…もちろん悩んだんですけれども…だって、三体問題ってナニ~ってなりますよね。
ワタクシは、早川書房のあの三体を科学的に分析した本なのかと思いましたが…そもそもが間違っていて、三体問題っていう言葉があるんですね~。それを、有名にしたのがあの小説ということらしいのです!いや~知らなかった~。というわけで、三体問題ってなんなのーっと気になってしまったので、買うしかない!という事になったんです…。

 いや~、長々とブルーバック編集員の皆さまが紹介してくださった60冊を吟味して、ある程度決めて本屋さんに行ったんですよ。エェ~行きましたとも。
 ですが、実際に本屋さんに行って、色々見ておりますと…こう…アピールしてくるわけですよ。まさに、プレゼンテーションを受けているかのような錯覚になりまして、まぁ、まえがきぐらい読んでみようかと思うじゃないですか、すると…あら、不思議。続きが気になっちゃうんですよ。

 もちろん、目次を見て5次方程式の秘密なんて文字を目にした瞬間に…チーンって感じではありますが、もうね、気になっちゃったんだからしょうがないですよね~。

 この辺の、心の動きは…スドウさんご紹介の認知バイアスの本でも読んで解明したいところではありますが…とりあえず、三体問題、そして、なんと四体問題ってのもあるらしいので、よくわかりませんけれども、文字と数字の羅列を眺めてみたいと思いまーす。 

まとめ

 とういうわけで、ブルーバック60周年を記念する記事でした~。
 ブルーバックは、2000番からですかね。カバーが変わりまして、より興味がわくような感じになりました。昔から知ってる方は…ちょっと寂しい感じがするかもしれませんが、より多くの方々に科学の面白さを伝える必要があるわけですから、手に取りやすい感じがいいかもしれませんよね~。ワタクシのように表紙で本を選んでしまう人もいると思うので、編集者も大変だと思います。

 それでは、次回、70周年記念でお会いしましょう~。

2000番記念の小冊子

読んだ~。   2024年2月8日更新!

 ①重力のからくり  山田克哉 1100円(税別) 262ページ
  ふぃ~、なんとか読み終わりました~。全部で6章まであるんですが、3章までは…面白く、へぇ~、なるほど~っと楽しく読めました。4章くらいから…だんだんと様子が変わってきて、6章に至っては…もぅ…何がなんだか…。
  まぁ、質量と重さの違いから冒険にでたワタクシが、最後には現代物理学の難問を理解しようというのですから、そう簡単にはいかないと思っております。

 この一冊で、相対性理論、量子力学からインフレーション宇宙論や超弦理論、ダークマターやダークエネルギーなど、現代の物理学の話題をなんとな~くおさらいしたという感じでしょうか。たぶん、量子力学の本を読んでも、ダークエネルギーの本を読んでも、基本的には同じような話題になるんだろうな~っと思います。そういう意味では、どこから読んでもぶつかるところは一緒ということかもしれません~。そして、色々読むことで理解を深めていくのが良いのかもしれません。

  ワタクシが子供のころから不思議に思っていたことの一つに、「原子と原子の間はどうなっているんだろう」というものがあります。原子はもっと細かく分解できるようですが、それでも、空気分子、水分子という一つ一つのモノがあるわけなのですが…その分子と分子の間は、真空なんですって!
 当然、光子や素粒子の隙間も真空なんですよね~。不思議ですよね~、水分子と水分子の間は真空なんですよ…。空気分子と空気分子の間も真空なんですよね~。つまり、人間もその他の物質も原子レベルで見れば、つぶつぶの塊でつぶとつぶの間は真空なわけですよね~。そして、この真空のところに、無限のエネルギーが潜んでいるとなると…ワタクシの体の中にも無限のエネルギーが…?
 すごい不思議…!
 ワタクシの体のつぶつぶにもそれぞれ重力がかかっているのに、ワタクシの体を構成していられるのはなぜなんでしょうか…右手の筋肉を構成している分子が…重力にひっぱられてしまって、右手崩壊!なんて聞いたことないですもんね~。

 まぁ、難しいことはよくわかりませんが、不思議だな~っと色々考えているのは楽しいですね~。

読んだ~。   2024年2月25日更新!

②三体問題 湯浅秀樹 1000円(税別) 251ページ

 ふぃ~。なんとか読み終わりました~。いや~、まったく理解できませんでした…。なんとか…途中までは食らいついていったと思うのですが…途中からもぅ~何を言っているのやら…。
 ただ、学生時代に作文が苦手だったとあとがきに書いてありましたが…本文の文章が読みやすく、心地よかったです。ですので、難しい内容でしたが…途中で挫折することなく最後まで読み終えることができました~。ありがとうございました~。

 ワタクシがこの本を読んでみたい!っと思ったのはまえがきを読んででした。あとがきも同様に、とても面白く、浅田さんの人柄がでているのかな~という感じですね。とても、作文が苦手な方とは思えませんでした。

 この本を読んでいて…たま~に、挿絵が…ん?っと思うような事があったのですが…あとがきを読んで納得です。お嬢さんの絵だったんですね~。なんか…いいですよね~。そういうの。素敵だと思います。無事に…ニンテンドースイッチは手に入れることができたようですが…ウチの娘と同じように、いずれiPadだスマホだと言い出すので…そのためにも…もう1冊どうですか?

 いや~、三体問題がどうのこうのという以前の話でしたね~。勉強してきまーす!

ブルーバックスにはしおりも付いている! 2024年2月10日更新!

左の2枚は裏と表です。ブルーバックスの2枚は表は同じでも裏が違う!

 このブルーバックスに登場するキャラクターは、火星人なんですかね~。なんか、昔の火星人のイメージ図をキャラクター化したような感じですよね~。
 最近は、色々なポーズもありますし、なんといっても60周年では自転車に乗ってましたからね~。

 しおりには、ブルーバックストリビアが書いてありますね~。この文言は、60周年記念小冊子にも書いてありました~。大腸菌を構成する分子と分子の間も真空なのですから、大腸菌もツブツブのあつまりなんですよね~。不思議ですね~。

ひとよひとよにひとみごろ~とは覚えましたけど…

 裏面のフィボナッチ数列ってナニ~?

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