さて、ワタクシのブログでは、色々な本を紹介しておりますが…。
「いつも、フェアの本ばかりではないか…おまえ、ぢつはフェアの本しか読んでないだろう~?」と思われているかもしれません…。
まぁ~、たしょう…そんな感じの部分もありますが…そうじゃない本だって、買ったり読んだりするんですよ~。それが、今回読んだ青崎有吾さんの「早朝始発の殺風景」です。
さぁ、早朝始発…まぁ、始発ですから早朝だと思いますが、どんな殺風景なのでしょうか。気になりますよね~。面白かったですよ~。ということで、ネタバレせずに、本の魅力に迫ってみましょう~。
本との出会い…。
たまたま、積読タワーから抜き取ったのがこの本でした。カバーから推測するに…ジュンク堂で購入したようです。奥付をみると…2022年1月25日の初版ということでした。
表紙をめくってみると…さらにビックリなことが…。
ということは…買ったのは発売当初の著者サイン本ということでビニールに包まれていたはず。
ワタクシは、この青崎有吾さんの本を読むの初めてですので…裏表紙のあらすじを読んで「おもしろそう!」と思ったか…もしくは…。
そうなんです。この本は、表紙が良くて買ったんです。ジャケ買いみたいなもんです。
この絵、見てください~。青を基調としたやわらかな感じがいいですよね~。
このイラストを描いているのは、水元さきのさんという方です。
水元さきのさんとは…?
水元さきのさんとは、1995年生まれのイラストレーターさんということで、2023年ですと…28歳くらいですかね~。まだまだ、お若いですから、これからの活躍が期待できますね~。
大学ではクラゲ研究室に所属していたこともあるとかで…青い色のイラストが多いのかもしれませんね~。そんな水元さきのさんについて…お顔とか知りたい!という方は、こちらの記事がよいかもしれません。
水元さきのさんの素顔に迫る記事はコチラ → バック買う?
また、水元さんのインスタグラムはコチラ → インスタ始めようかな…。
さらに、水元さんのオリジナルグッズが売っていますよ → 欲しいかも…。
というわけで、ワタクシと青崎有吾さんを結び付けてくれた、水元さんに感謝いたします!
青崎有吾さんとは…?
さて、著者の青崎有吾さんとは、どういう方なのでしょうか。調べてみますと~。
お誕生日が、1991年6月28日ということですから…2023年で32歳ですね。うんうん。まだまだお若いですから、これからの活躍が期待大ですね~。神奈川県横浜市生まれだそうです。
デビューは、2012年に「体育館の殺人」という作品で、鮎川哲也賞を受賞してということのようです。2022年にデビュー10周年ということで、紀伊国屋書店さんの企画による、インタビュー対談動画がありますので、そちらをご覧になると、青崎有吾さんの様子がわかると思います。
青崎有吾さん、芹沢央さん対談動画はコチラ → Youtubeです。
この動画では、青崎さんも緊張している感じがしますが…徐々にほぐれていくという感じで面白いですね~。動画は①~③までありました。
先ほど、青崎さんのサインも掲載させていただきましたが…あのドクロがなんともカワイイですよね~。困った感じの表情で、ため息なんかついちゃって…。
早朝始発の殺風景とは…?
この本は、表題の作品を含めて、5つの短編とエピローグを合わせた本となっております。連作というわけではなく、全く関係ないわけではないですが別々のお話ですので、どの話から読んでも問題ないと思います。ただ、エピローグは最後に読んだ方がいいですね~。
それぞれのお話の主人公は、高校生たちです。高校生の何気ない日常…に潜む小さな謎が…解き明かされていきます…。この作品の魅力は、誰も死んだりしない。各話の登場人物が少ない…多くても3人だったかな…。そして、円満解決するというのも、非常にありがたい。
なので、衝撃の事実とかも別にないんだけど…そこに潜む謎の大きさにドキドキしてしまうんです。描写がいいんですかね~。そして、一つの場面というか場所というか、ワンシチュエーションで話が進んでいくので、非常にイメージしやすくて、お芝居を見ているような感じですね~。
問題がないわけではない…。
ただ、ひとつだけ。問題があるのは…。「捨て猫と兄妹喧嘩」という作品があるんですが…。一見すると謎が解けて円満解決のように思えるんですが…じつは、視点を変えると円満解決してないんです!
そう、その視点とはネコ視点。
もちろん、ネコにとって本当の幸せとはどういうものであるのか、ワレワレにはわかりませんが、でもね…そりゃないだろうと思うんです。
これは…犯罪にならいですかね~。条例違反とか…。ちょっと、微妙なところですよね。ペットショップのネコならマイクロチップも入ってると思うので、万が一保護されたり、事故にあったりすると…面倒なことになるかもしれませんから、早急に対応した方が良いと思いますね~。
まぁ、小説のなかの話なんですが…。
それにしても、お父さんもお父さんですし…クニコさんだって不思議に思うじゃないですかね~。いや、これ、色々考えるとダメ家族なのでは…。
という風になってしまうので、作家の皆さま、ネコと子どもの取り扱いには注意をお願いしますね~。
ドラマや漫画もある!
そんなわけで、若干問題がありましたが、概ね面白いとおもいますので、ぜひ読んでみていただけたらと思います。ネコ好きの方は、覚悟して読んだ方が良いかもしれません。捨てネコのところね…。
また、帯にも書いてありましたがWOWOWにてドラマになったようです。
ワタクシは~、WOWOWに契約していないので、現在も見れるかどうかはわかりませんが…契約している方は、様子をみてみるのも良いかもしれません。
早朝始発の殺風景オリジナルドラマはコチラ → 殺風景の謎が…!
こちらには、キャストがでているので…こちらを見ると殺風景の謎が解けてしまいます…。ネタバレか!
漫画は、となりのヤングジャンプで連載をしていたようですが…現在は、第1話のみが見ることができるようです。「かわいらしい笑顔」がみれますので、ぜひ!
早朝始発の殺風景となりのヤングジャンプ → 笑顔がいいぞ!
また、コミックス上下巻で発売されていますので、どうしてもという方は本屋さんへGO~。
集英社ですから、ジャンプコミックスですね~。
タイトルのナゾ?
文庫版の表紙には、英語で「Blue Box Briefing」と書かれています。
ん~、なんでしょうね~。これ。
単行本の表紙には書いてないんですよね~。
たぶん…「早朝始発の殺風景」をそのまま英語にできないから…ということで、英語名タイトルが「Blue Box Briefing」になったんだと思いますが…真相はわかりません!
まとめ
さて、いかがでしたでしょうか。
青崎有吾さんの、「早朝始発の殺風景」について、ネタバレしないように紹介してきました~。
読みやすくて、高校生たちの大きな謎にドキドキしますが、すべて、円満解決していますので、安心してお読みいただけます。
ただ、ネコ好きの方には…もう、ホントに…ワタクシが行きます!と声を掛けたくなってしまうと思いますが、フィクションですので大丈夫だと思います。ご安心を。
また、別の作品と出会う事があれば、いいですね~。
おまけ
よまにゃのしおりです。2022年のふゆイチのしおりだと思います。
頭では、う~んと思っていても感情で反応しちゃうこともありますよね~。
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