アニマルウェルフェアとは?ペットや食の問題!

ことがら。

 皆さんは、アニマルウェルフェアという言葉を聞いたことがあるでしょうか。ちょっと、長くて言いづらいですよね。最近、ニュースなどでも話題になって聞く機会が増えてきましたが、そもそも、どのような意味なのでしょうか…調べてみました!

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アニマルウェルフェアとは…?

 アニマルウェルフェアは、動物の立場に立って、人間が動物に与える痛みや苦痛を最小限に抑えることで、飼育されているすべての動物の生活の質を高めようという考えです。アニマルウェルフェアは、主に家畜動物の飼育管理の領域において唱えられており、農林水産省がアニマルウェルフェアを「快適性に配慮した家畜の飼養管理」と定義しています。

 また、最近はペットに関してもこの概念が唱えられるようになってきて、動物たちが自然に行動できるような快適な環境を整えることが必要だと言われています。ただ、施設や設備を整えるという事ではなく動物にやさしくするという意味合いが強いようです。

アニマルウェルフェアの5つの自由

 アニマルウェルフェアには、具体的な基準や目標が5つあります。

1、飢えや渇きからの自由
  健康維持のために適切な食事と水が与えられること。

2、痛み、負傷、病気からの自由
  動物たちを怪我や病気から守り、必要な場合は獣医師に見てもらうこと。

3、恐怖や抑圧からの自由
  過度なストレスや恐怖・抑圧を与えず、またそれらから守る事。肉体的な苦痛だけでなく精神的な苦痛も避けること。

4、不快からの自由
  温度、湿度、明るさなど、それぞれの動物たちにとって快適な環境を整える事。

5、自然な行動をする自由
  動物たちの生態や習性に沿った自然な行動が行えるようにすること。群れで生活する動物には同じ仲間が必要。

アニマルウェルフェアの歴史

 アニマルウェルフェアという考え方は、1960年代の英国で家畜動物が劣悪な飼育管理をされており、家畜動物の福祉を確保するべきだという問題が提起され、「5つの自由」を中心にアニマルウェルフェアの概念が普及しました。現在ではEU指令としてアニマルウェルフェアに基づく飼養管理の方法が規定されている。アメリカやオーストラリアなどでも、畜産関係者や生産者団体が独自にガイドラインを設定することでアニマルウェルフェアに取り組んでいるそうです。

日本ではどうなの…?

 日本でも、少しずつアニマルウェルフェアを進めている生産者もいるそうです。ただ、製品にバラツキがでてしまったり、コストが高くなってしまったりという問題があるそうです。

 たとえば、企業や生産者がアニマルウェルフェアに配慮した畜産物を作ったとしても、消費者が買ってくれなければ困りますよね~。やはり、私たち消費者がアニマルウェルフェアに対してどう思うかを考えて行動していくかが問題なのだと思います。まだまだ、これからって感じですかね~。

 特に日本では養鶏場の問題が大きいようですね。日本の卵の90%はケージ飼いで生産されていますが、欧米を中心にケージフリーに切り替えが進んでいるそうです。ケージが生産性や衛生面で優れていてコストがかからないことから、卵の値段も安くすることができているそうです。工場みたいに卵がコロコロ転がってくる感じですが、これがケージフリーになると、どこで卵を産むかわかりませんから、人が卵を拾ってあるかなくてはならなくなり、また、菌が付着するリスクがあるなど色々と問題点も多いみたいですね~。

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日本ハムが、アニマルウェルフェアポリシーを策定!

 世界に比べて動きが遅いと思われていた日本ですが、なんと日本ハムがアニマルウェルフェアポリシを策定しました。こちらは、2030年までに豚さんの環境が良くなるというものですね。
 
 多少、日本ハムの商品がお高くなるかもしれませんが、私たちが買う事で応援できるというわけですね。そして、新庄監督の日本ハムファイターズも応援した方が良いのかもしれません。

わーい。
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ペットは?動物愛護との違いは?

 我が家にもネコさんがおりますので、ネコさんにとってのアニマルウェルフェアはどうなのか…そして動物愛護との違いはどうなのでしょうか?

動物愛護とは…?

 愛護というのは、好きか嫌いかの人間の感情が基本になっているので、当然好きな人は愛護しますよね。でも、嫌いな人はいじめてしまったりするかもしれません。ですので、動物の立場に立つというアニマルウェルフェアの考え方とはちょっと、違うかもしれませんね。

 アニマルウェルフェアは、好きとか嫌いとかじゃなくて、動物の権利という事ですから嫌いな動物にも優しくしなければなりません。日本では、犬とか猫の処分の問題が大きな問題になっています。こちらの問題にも真剣に向き合わなければなりませんし、色々な実験の現場で使うネズミなどにも色々と考えさせられるところです。
 色々な考えや、色々な立場の人がいますから、ちゃんと話し合っていかなければなりませんね~。

ちなみに…

 我が家のネコさんは、5つの自由を謳歌していると思いますね。うん。お外にはでれませんが…ベランダで日光浴ができますし…食事は決められた時間にもらえますし…おやつもそれなりですし…。夜もしっかり寝ているようです。昼間は…何かを追いかけて走り回ってますね~。不思議。

ふむ。苦しゅうない。
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まとめ

  さて、いかがだったでしょうか、アニマルウェルフェアについて調べてみました。
 まだまだ、これから色々変っていくこともあると思いますので、じっくり注視していきたいと思います。
 スーパーなどに言ってもアニマルウェルフェア商品というのは見かけませんが、あれば買ってみたいなぁ~っと思っています。

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