心から暖めよう!集英社のふゆの文庫フェア。ふゆイチ2022ー2023

本や読書。

 さて、今年の夏も厚かったですね~。え?漢字が間違っている?
いえいえ、間違ってはおりません。夏の文庫祭りで買った本が…積読タワーになっております。
 そうです。ぶ厚いんですよ。本の束が…。読んでも読んでも減らないのに…困ったもんですね~。

 しか~し、ソウコウ言っているうちに、またやって来たんです。今度は冬が…
さてさて…どのようなラインナップになってるんでしょうかね~。

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ふゆイチとは…?

 ナツイチが夏の一冊ですから、ふゆイチは、冬の一冊の略ですよね~。
 ふゆイチの「ふゆ」がひらがななのは…なんとな~く、ひらがなの方が「ほっこりする」というか、こたつでまるくなってる感じがしますよね~。
 「フユイチ」だと…なんとなく、浮いちゃってるような感じです。フユウしてる感じですね。

 さて、ナツイチは毎年チェックしていたのですが、ふゆイチってあまり気にしてなかったというか…いつ頃から始まっていたのでしょうか…。

 たぶん、よまにゃが登場した2017年からは…チェックしていたと思います!

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ふゆイチ2022-2023

 ナツイチもそうですが、毎年のキャッチコピーが楽しみですよね~。今年は…

 「こころに、言葉を贈ろう。」

 うん。どんどん送ろう…。

小冊子

 もちろん、小冊子も配布されていますので、ぜひ本屋さんに行ってGETしてください~。

 もし、手に入らなくても同じ内容が公式ホームページでも見ることができます。

 ふゆイチ2022ー2023の公式ホームページはコチラ → ふゆもよまにゃ。

ラインナップ

 ふゆイチは、そもそもラインナップが夏に比べて少ないです。今年は29冊ですね。
 とくに、ジャンル分けというのもされていないので、もう、気になるところ選ぶしかないわけです。

 大きく紹介されている本を紹介しておきましょう。

  本と鍵の季節 米澤穂信 792円(税込)
  悪寒 伊岡瞬 869円(税込)
  この恋は世界でいちばん美しい雨 宇山佳佑 858円(税込)
  ユートピア 湊かなえ 814円(税込)
  終末のフール 伊坂幸太郎 792円(税込)
  七つの会議 池井戸潤 1034円(税込)

 ざぁ~っとこんな感じでしょうか。
 気になっているのは、「本と鍵の季節」ですかね~。図書室から始まる全6編のミステリー連作集だそうです。学校が舞台ということなのでしょうね。

 あと、いずれ読みたいと思っているんが、「悪寒」ですね~。ナツイチにも連続でラインナップされてますからね~。気になっています。

 七つの会議は読んだことがある…はずです…。ちょっと…覚えてないかも…。

 さて、以上のラインナップの他にも、面白そうな本がたくさんありますので、小冊子、そしてHPで吟味して、本屋さんで現物をみて、苦悶してください~。

Noritakeさんのイラスト限定カバー

 さて、よまにゃといえば、Noritakeさんの限定カバーですよね~。

 今回は、寺地はるなさんの「大人は泣かないと思っていた」という本ですが…すみません。
 寺地はるなさんの本は初めて読みますね~。連作短編集だそうです。

寺地はるなさんのプロフィール

 ワタクシのように、寺地はるなさんを知らない方もいると思いますので、簡単なプロフィールをご紹介しましょう。

 お名前:寺地はるな
 誕生日:1977年?月?日(秘密のようです。)
 出身地:佐賀県唐津市
 趣 味:刺繍

 なるほど…あまり情報がないんですね~。ただ、小説を書き始めたのは35歳からと遅めですね。
書き始めた理由も、32歳でご結婚されて、大阪に転居。子どもがまだ小さくて、知り合いもいなかったので、話し相手がおらず、心にため込んでいた言葉を吐き出すためということです…。

 趣味が刺繡だから、寡黙な方なのかな~というイメージもありましたが、そうでもないようですね。
 吐き出した言葉から紡ぎだされた物語は、次々と色々な賞を受賞していますからね~。現代にマッチした、求められているのでしょう。初めて読みますが、楽しみです~。

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今年のふゆイチはこれだ!

 本屋さんの棚の前で、あーだこーだ悩んでいましたが、ふと目に入って…手に取って…厚さを確かめて…う~んと悩み、結局、決めました~。

 佐々木譲さんの「抵抗都市」に決めました~。解説までで614ページもあるんですがね~。でも、多分…あっという間に読めちゃうと思いますね~。佐々木さんの本は面白いです。

 もう、佐々木譲さんといえば、「ベルリン飛行指令」ですね。あれには、びっくりしました。途中で実際にあったことなんじゃないか…と思ってしまい、調べましたからね…。いや、ホントにありえそうな感じの小説でした。面白かった。

 また、佐々木譲さんと言えば、北海道警察シリーズもいいですよね~。「うたう警官」ですよね~。いや、面白かったですよね~。ドラマか何かになっているはずですよね~。

 さらに、第二次世界大戦シリーズの残り2作品や、幕末シリーズの3冊も、ワタクシのヨンドケリストに入ってますから…読みたいんですけどね~。

 ということで、今回は、佐々木さんの歴史モノを堪能しようと思います。

今年の冬はこれだ!

 というわけで、改めまして今年のふゆイチはこの2冊を買いました~。

  大人は泣かないと思っていた 寺地はるな 610円+税 283ページ
  抵抗都市 佐々木譲 1050円+税 614ページ

 積読タワーに積み上がりました~。

よまにゃのしおり

 ふゆイチは、とくに特典とかはないんですが…よまにゃのしおりがついていますね。

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まとめ

 さて、というわけで、年末年始に読む本ということで、ふゆイチを購入しました~。もちろん、積読タワーがそびえていますから、実際に年末年始に読む本がどれなのかは、運しだい~。

 今年こそは、コタツで本を読みながらのんびりしたいですけどね~。

 というわけで、にゃのふゆイチ2022ー2023の紹介でした~。
 皆さんも良いお年を~。

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読みました~。 2023年6月1日更新!

佐々木譲さんの「抵抗都市」読み終わりました~。
 いや~。面白かったですね~。後半はもう…気になって気になって、ページをめくる手がとまらなかったです。
 ただ、前半は…ちょっと、まごつきましたね。この世界観に入るのに時間がかかりました~。
 というのも、日露戦争に負けた日本の大正5年で、ロシアの統治下にあるということで、日比谷通りがクロパトキン通りだったり、晴海通りがマカロフ通りだったり…かと思えば、日比谷交差点だったり神田川などもでてくるので、あそこがあぁで…などと考えているとややこしくなってしまうんですよね~。なので、わりと事件はゆっくり進んでいくんですが…読者が世界観に入ったかな~という頃合いで、事件が急に動き出すという技ありの一冊かと思います。基本的には、事件発生から三日間の話で円満解決です。

 こういった、歴史上の「if」を使ったSFを改変歴史小説という風にいうらしいですし、今回は警察の話なので、改変歴史警察小説という分類なのだそうです。まぁ、難しいことはわかりませんが、ワタクシ達にしれみれば、面白ければいいですよね~。ただ、読んでいて、これはホントにifなのか…と、実際にこういうのあったんじゃないの?って思ってしまうんですよね~。佐々木さんの本っていっつもそう。なので、ドキドキしちゃうんですが、面白かったですね~。

 ただ、こう…この世界観ってこのままどうなっちゃうんだろう…という心配にもなっちゃうんですが…なんと続きがあるようなのです。「偽装同盟」という作品、こちらも主人公が同じですかね~。まだ、文庫にはなってないようなので…待ちましょうかね~。そして、もう一冊続いて三部作になる予定だそうです。佐々木さん…三部作好きだなぁ~。

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読みました~。 2023年6月9日更新!

 本には、やっぱり相性がある。「何度も読みます!同じ本を何冊も買います!」という感じで熱烈に好きになっちゃう本もあれば、「たぶん、もう読まないだろうなぁ」と一方的に絶縁してしまような本もあります。

 ワタクシは、そもそも世の中に本が多すぎやしませんか。と思っています。
 もちろん、多様な作品、多様な感性が必要なのはわかりますが…人口が減っているのに、毎年たくさんの賞を受賞している新人作家がいるってのも…不思議ですよね~。
 ホントに、本だけを書いて生活していけるのか…心配になったりもします。

 小説というのは、時代を先取りしたり、現代を風刺したり問題提起をしたりという部分もありますよね。だから、いまは「んん~?」と思っても、数年後には「そうだったのか!」って思うこともあると考えると、現在の基準で判断してしまう危険性もあります。

 ただ、今回読んだ寺地さんの「大人は泣かないと思っていた」は、そういう意味では…もう、たくさん書かれてる内容だし、そもそも、今もこういう人いる? と思ってしまような…この本が、今から30年前くらいの本だったら…「こりゃ、すごいな」とおもったでしょうが…。

 たぶん、鉄腕のお父さんみたいな人はまだいるでしょうし、言えないけど思ってるって人もいるでしょう。でも、鉄腕のお父さんみたいな人が少なくなって、マイノリティになったら…それはそれで、そういう意見を「駄目だ!」とは言い切れなくなってしまうのではないでしょうか。

 「家を守るために結婚する」「お嫁さんになって、旦那さんにつくしたい」という考え方は、ダメなのでしょうか? 本人たちがそれでいいなら、問題ないのではないかなぁ~っと思いますけどね~。多様性という意味で考えたら、それもアリなんです。

 であればこそ、この現代において、「家を守っていきたい」「お墓を守っていきたい」と考えている少数派が迫害を受けるような小説の方が面白かったかもしれませんよね~。

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