今年もやって来ました〜。岩波文庫フェア2022!
名著・名作再発見!小さな一冊を楽しもうということで、今年も無事開催されるようですね~。ありがとうございます!
今年も、大いに悩ませていただきまして…ブックカバーを頂いちゃいます!
皆さんも是非、本屋さんで悩んで、読んで、楽しんでください〜。
岩波文庫フェアとは…?
岩波文庫フェアとは、対象本を3冊買購入し、帯についている応募券を3枚送ると、オリジナルブックカバーがもらえる!というものです。
どんなブックカバーがもらえるの…?
基本的に、デザインや素材は同じなのですが色が違うんです。ですので、コレクション性が高く…毎年欲しくなっちゃうんですよね~。歴代のブックカバーを紹介しましょう!
写真ではわかりづらいかもしれませんが、全体がうすいピンク色です。金文字で「Iwanami Bunko Since1927」と書かれています。かっこいいです。
やはり…写真ではわかりづらいですが、こちらは白です。もう真っ白に、紺ピカの文字です。
で、2021年のを探したのですが、見つからず…「まさか、送ってない?」とドギマギしながら部屋を右往左往…そしたら…岩波書店さんの未開封の封筒が…。1年の時を経て、いざ開封!
2021年は、グレーでした。えぇ~、とうぜん覚えていましたよ…。渋くて、かっこいいですよね~。白文字もいいですね~。
気になる2022年のブックカバーは?
今年は、なんと赤っぽいですね~。ピンクかなぁ~。かっこいいですね~。欲しい!
ブックカバーの中はどうなってるの?
外側はご紹介しましたが、ブックカバーの裏側もご紹介しましょう。2021年のを開封して…
なかはこんな感じになっています。素材が、ウレタンっていうんですかね。ぷにぷにしたスポンジみたいな感じで…手触りが気持ちいいんです。岩波書店の文字も入っております。
ぷにぷに感が伝わるかな~っと思い拡大してみました。また、エンボス加工された文字がいいですよね~。すてき。
どうすればもらえるの?
今ですと、本屋さんに行けば、こんな小冊子がおいてあります。この中に、フェアの対象本が書いてありますので、じっくり吟味しましょう。
また、岩波文庫のホームページでも詳細が確認できます。ので、気になる方はこちらもどうぞ。
岩波文庫フェア2022のページはこちら → https://www.iwanami.co.jp/news/n46643.html
基本的には、フェアの対象本には帯がついています。
この帯は2021年フェア対象本、カレル・チャペックの「白い病」についていた帯です。今年もフェアの対象本となっていますので、帯をお間違えのないようにしてください。
2022年の帯はコチラ! 2022年6月20日更新!
今年は、オレンジ色ですね~。目立ちますね~。こちらは、エピクトテスの人生談義(上)の帯ですね~。
帯には応募券がついている。2022年6月20日更新!
帯には、割と大きめの応募券がついていますので、間違う事も見間違うこともありません。送ってしまっているので、手元になく、紹介できませんが…今年の本を買ったら、紹介しましょう~。
応募券は、こんな風に帯の左側についています。大きく切って、ハガキに貼って送ります。応募券の下の方に本のタイトルが書いてありますので…岩波書店の方にはバレちゃうんですね~。
フェアの対象本を3冊購入!
ブックカバーをもらうためには、応募券3枚が必要です。3冊を選んで購入しましょう。応募券はハガキに貼って送ります。
締め切りはいつなのか…?
締切は9月30日の当日消印有効です。今年の9月30日は金曜日ですので、安心です。ですが、忘れてしまったり、バタバタすると心配なので、本を購入したら、すぐに送っておきましょう。
発送は、8月からですので、楽しみですね~。
岩波文庫について
さて、皆さんは岩波文庫というと…どんなイメージがありますか? 難しい、お堅い、字が小さい…などあまり良いイメージがないかもしれません。たしかに難しい本も多いです、そういう本こそ岩波文庫でしか読めない場合があって、貴重なラインナップなんですが、難しいのを無理して読む必要はないですよね~。さらに、最近では文字も大きくなり、読みやすくなりました。お堅いというのは、カバーが統一されているからかもしれませんが、最近はそんなことなくて、先ほど話題に出したカレル・チャペックの「白い病」の表紙など、不気味でかわいい絵だったりしますので、ぜひ、本屋さんに行ってイメージを刷新してみてください~。
さて、岩波文庫というと、背表紙に色分けがされているのが特徴で小冊子をみても、青601とか緑15と言うように分類されています。ジャンルごとに分かれていますので、簡単に紹介しておきますと…
青 → 思想とか歴史とか美術とか…幅広いジャンルがあります。哲学とか。
黄 → 日本の古典文学
緑 → 日本の文学
白 → 社会、経済、法律、政治
赤 → 海外の文学
こんな感じです。自分の本棚をみると…圧倒的に、青と赤が多いので…白を読むようにしてるのですが…。
さて、先ほど紹介したブックカバーには、Since1927という文字が刻印されていましたね~。岩波文庫の創刊は、1927年の7月10日ですが…今年は創刊95年。あと5年で創刊100年になるんですね~。
これは、岩波文庫で100年ですから…、岩波書店自体はもっと古いですからね~。すごいです。そして、5年後のフェアは楽しみですね~。金ぴかのブックカバーかもしれません。
売り場情報~2022年7月15日現在。
基本的には、岩波文庫がおいてある本屋さんならラインナップ本が置いてあると思いますが、帯がついてなければ応募券はもらえないので、ご注意ください。
ジュンク堂池袋本店3階 → フェアの棚ができていました。ラインナップも豊富。
三省堂池袋本店地下1階 → フェア棚はなくなりましたが、通常棚にて対象本がおいてあります。
池袋東武百貨店7階 旭屋書店 → 岩波文庫の通常棚にてフェア対象本が置いてありました。
八重洲ブックセンター5階 → フェアの売り場ができておりました。ラインナップも豊富。
丸善丸の内本店3階 → フェアの棚は見かけませんでしたが、通常棚にて対象本がおいてあります
例年ですと…フェアの棚は、8月中くらいまであることが多いですね。それ以外にも通常棚の方で、帯を見かけることがあります。ただ、読みたいと思った本に帯がついていない場合もあるので、選びたいかたは、7月中には買っておいた方が無難かもしれませんね~。
2022年の3冊はこれだ! 2022年6月20日更新。
というわけで、色々と吟味させていただいて、立ち読みもさせていただいて…3冊を選ばせていただきました。その3冊をご紹介しましょう~。
今回購入したのは、ワタクシの行きつけの本屋さん八重洲ブックセンター本店です。土曜日にいきましたので、空いててゆっくり吟味することができました。お土地柄か平日の方が人が多い感じがしますよね~。
いや、ほんとに色々と悩んだんですよ。読みたい本、面白そうな本がたくさんありますのでね…。いや、全部読んでもいいんですが…岩波文庫ばっかり読んでもいられないのでね…困ったもんです。
いちおう、小冊子を見て決めていきましたが、立ち読みして…やっぱり全然違うのになりました。ここ数年、エピクテトスの「人生談義」とかエーコの「バウドリーノ」は連続でラインナップに登場していますし…いずれ読みたいと思っている「失われた時を求めて」、シュレーディンガーの「生命とは何か」、ジョージ・オーウェルの「動物農場」など…あぁ~、挙げたらきりがないですし…時間がない~っと、八重洲ブックセンターのフェア棚の前で、身悶えしている中年の男性を見かけたら…それは、ワタクシです。
さて、そんな3冊の内容を、簡単に紹介してみましょう。
青・人生談義(上) エピクテトス 1130円(税別) 全441ページ
エピクテトスは、西暦50年頃に生まれて、135年頃に亡くなるまで、ローマ帝国で活躍したストア派の哲学者です。ご本人は本を書いたりしなかったようですが、弟子の方がエピクテトスが言ったことなどをまとめた本が8冊あったそうなのですが…現在は4冊しか残っておらず、その4冊の日本語役が、この人生談義の上下巻ということになります。
生まれた時から、ローマ帝国の奴隷階級だったエピクテトスが、どうやってストア派の哲学を学んだのか、その哲学がどのように花開いたのか…気になるところですよね~。上巻は「語録」らしいので、エピクテトスの生の言葉が伝わってくるかもしれません。
こういった本は、一見すると難しく感じますが、プラトンみたいに会話形式で書いてあることが多く読みやすいと思いますので、皆様もぜひ…立ち読みでもどうぞ。
青・人生談義(下) エピクテトス 1260円(税別) 全495ぺージ
ストア派哲学というのは、紀元前3世紀頃にギリシャのゼノンによって始められた考え方です。まぁ、人間生きていると、色々と困難な事がありますが、それをどう乗り越えていくのか~という感じの考え方です。まぁ、現代にも通ずる部分があるかもしれません。
ちなみに、ゼノンはソクラテスの弟子の…誰だっけ? その方の考えから発展しておりますので、ソクラテスと言えば、プラトン、アリストテレスという感じがしますが、それ以外にも色々とお弟子さんがいるんだなぁ~っと思うと、改めてすごい人だなぁ~っとおもいますよね~。
今回は、いずれ読まなければならないと思っていた本に、手を伸ばしてみたという感じです!
白・職業としての政治 マックス・ウェーバー 640円(税別) 全163ぺージ
このブログの上の方でも書きましたが、もっている岩波文庫では圧倒的に白が少ないです。もう、自分から白は買いにいきませんので、こういったフェアの時に読むようにしています。ただ、長いと読み切れないかも…という不安もあることから、短めの本を中心に読むようにしています。
マックス・ウェーバーに関しては…誰?なにした人?という感じです。なんとなく…政治の人かな~って感じですよね。本を読んでいると…「マックス・ウェーバーは、〇〇の中で、××といっている」というような引用文に出会う事が多いのですが…あまり興味もなかったことから、今までスルーしてきましたが、ちゃんと読まないとね~という事で、手を伸ばしてみました。短めなので、何とかなると思います!
まとめ
「岩波文庫フェア2022 名著・名作再発見! 小さな1冊をたのしもう」について、まとめです。
①本屋さんにいって、ラインナップが記載された小冊子をもらってくる。
②じっくりと吟味し、10点くらいに絞っておく。(売り切れの場合もあるため)
③再度、本屋さんにいって表紙や、軽く立ち読みをして、3点を選ぶ。
④2022年の岩波文庫フェアの帯がついていることを確認し、購入。
⑤早速、応募券3枚をハガキに貼って送る。
⑥購入した3冊を読みながら、気長に待つ。
このような流れになっております。これで、今年のブックカバーもゲットだぜ!
関連記事
丸善ジュンク堂書店員が選ぶ夏の50冊 →
https://kotogara.jp/maruzen_junkudo_natsunobunko_50_2022/
コメントをいただいたので検証! 2022年8月31日更新
このホームページは、2022年の1月から始めました。色々なコトについて思ったり感じたりしたことを書いたり、紹介したりしていましたが、突然メールが来たのです。
びっくりしましたね~。コメントというやつなんですね。初めてです。ただ、「ムム~、クレームだったらどうしよう!」と身構えてしまいましたが、そういうわけではなかったので、良かったです。
ただ、内容的には気になってしまったので、検証してみようと思います。
いただいたブックカバーを実際に本に装着してみる
いただいたコメントだと、カバーが小さいという事でした。ですので、ワタクシもやってみようとおもったのですが…。
申し訳ありません。まだ、応募券を送ってなくって、今年のブックカバーはまだ手に入れてないんです。すみません。本を買ったことで安心してしまって…のんびり本を読んでました…。すぐに、送ります!
というわけで、2021年のブックカバーで試してみました。たぶん、形としては同じものだと思います。また、今年は、エピクテトスと割と厚めの本だったのでちょうど良いかもしれません。
調査開始!
なんとか、入りますね~。確かに厚い本だと、裏カバーの返しがなんとなく足りなくなりそうな気がしますね。ちくま文庫の全集とか河出文庫の義経記(600ページ以上ある)とかだと、使えないかもしれません。
ただ、岩波文庫だとそこまで厚い本がなくて、割と薄めの本が多いので岩波文庫にはちょうど良いのかもしれません。たとえば、ソクラテスの弁明は超薄い方だと思いますが…こんな感じです。
逆に薄すぎて、後ろカバーの抑えが効かないんじゃないか…と思いましたが、そんなこともなかったです。
調査報告!
う~ん。経費削減で、赤いブックカバーはちょっと小さくなったとか…?
もしかすると、本当の不良品かもしれませんので、本が入らないなどの事があったら、交換してもらった方が良いと思います。
というわけで、ウチにあるブックカバーは大丈夫そうでした。多分、製造工程の中で不良品が紛れてしまったのかもしれませんね。
面倒かもしれませんが、せっかくのプレゼントですし、本を買ったんですから連絡して交換していただくのが良いと思います。
岩波書店のお問い合わせページはコチラ → https://www.iwanami.co.jp/contact/
2022年の赤いブックカバーが届きました~。 2022年10月6日更新!
さて、ずいぶんとお待たせいたしました~。ついに、岩波文庫フェア2022の赤いブックカバーが届きました~。
というわけで、一応…ブックカバーの機能を確かめてみました。
エピクテトスの下巻の方が、上巻よりも厚みがあります。
薄めのマックス・ヴェーバーも大丈夫でした。やはり、普通に使えないブックカバーは不良品だと思いますので、交換していただくのが良いと思います!
来年のブックカバーの色は…これだ!
このブログでは、近年の岩波文庫フェアのブックカバーを一気に紹介させていただきました。2019年がピンクっぽい白、2020年が白、2021年がグレー、そして2022年は赤でした。
そして、2023年は…青がいいなぁ~っと思っています。文庫の色わけと、フェアのブックカバーの色は関連していないと思いますが、今回の赤がわりと外国文学をイメージできたので、青が欲しいなぁ~というわけです。自分の好み、希望ですね~。
ま、何色だったとしても、来年もちゃんと買いますので、よろしくお願いしまーす。
それでは、また来年お会いしましょう~。
コメント
岩波文庫のブックカバー、ぼくもいただきました! 初めて応募して、送られてきてうれしかったんですが、文庫本にそのカバーをかけてみて、どうもしっくりこないのです。他の文庫カバーならきちんとはまるのに、いただいたものはちょっとサイズが小さいので、うまく本を包めませでした。薄い「ディキンソン詩集」ですらそうなので、もっと厚い本はなおさらだめでしょう。これはあきらかに不良品?のような気もしました。文庫そのものについているカバーをとって、文庫カバーに収めてみましたがやはり、だめでした。使えないので、ちょっと残念です。
コメントをくださり、ありがとうございます。コメントをいただいたのが初めてでして、うかれてしまって…ドキドキしています。
返信をするのも初めてなのでちゃんとできてるか不安なのですが…。
岩波のブックカバー、そうなんですか? 知らなかったです。
今までいただいたブックカバーは、保存してあって使ったことがありませんでした。見た感じだと使えそうでしたが…実際使うとなると…というやつですね。
さて、今年のブックカバーは、まだ応募券を送ってなくていただいてないんです…。のんびりしてしまって…すみません…。
ブックカバーの件は、本好きにとってはゆゆしき問題ですので、実験してみたいと思います。
本当にコメントをくださり、ありがとうございます。今後とも色々なことを発信していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
コメントを載せていただいてありがとうございます。岩波のブックカバー、デザイン的にはとってもいいのに、使えなくては「絵に描いた餅」ですよね。でも、まあ、コレクションでいいでしょう。試してみてくださいね。
岩波文庫のカバーで検索して、このサイトにたどりつきました。本のこと、読書、現代詩について・・・書いてください。
では。