今年も激アツ!夏の文庫フェア。角川文庫のカドブン夏フェア2022!

本や読書。

さて、今年もやってまいりました、夏のブックフェア。各出版社が選りすぐりの文庫を集めて、一気に展開するという…まさに包囲陣を敷かれるかのごとく…そもそも逃げ場なんてありゃしないのです。
 ひたすら読み続け…中央突破作戦を実施するしかないわけですが…重厚な布陣は、次から次へと面白そうな文庫を散開させ、夏が終わるころには…積読の山となること必然ではありますが…逃げるわけにはいかないのです。さぁ、今年も本屋さんに行ってみましょう~。

 というわけで、今回は、角川文庫のカドブン夏フェア2022を、しっかり紹介いたしまーす。

スポンサーリンク

カドブンとは…?

 昨年までは、確か「カドフェス」という名称だったと思いますが、今年から「カドブン」という風に名前が変わったそうです。
 HPによると、カドブンは角川文芸の略でもあり、角川文庫の略でもありますし、KADOKAWA文芸WEBマガジンの名称も「カドブン」なんだとか…。
 角川書店全体で、カドブンを盛り上げていこう!ということなんですね~。

 角川文庫の夏のフェアは、色々名前が変化していますが、夏に文庫を買うとプレゼントがもらえる、もしくは、応募するという感じのフェアは2002年くらいから始まっているかなぁ~と思います。
 記憶が…おぼろげですみません…。
 それでも…20年くらいは続いていると思いますし、スニーカー文庫なんかのフェアも含めると…もっと昔からやってるかもしれませんね~。

カドブン夏フェア2022は…?

公式Twitterより

 さて、そんな今年の「カドブン夏フェア2022」は、11月11日に公開される映画、新海誠監督の最新作「すずめの戸締り」を前面に打ち出し、「新しい扉が、ここにあるよ」と面白そうな本の世界へいざなってくれるというわけですね~。
 ちなみに…「すずめ」というのは、小冊子の表紙の女の子の名前のようですよ…。

スポンサーリンク

小冊子ももらっちゃおう!

カドブン夏フェア2022の小冊子!

 そして、今年の「カドブン夏フェア2022」の小冊子は、なんとしても手に入れなければなりませんよ~。ま、電子配布もしているそうですが…やはり、本屋さんで紙をゲットしましょう~。
 というのも、映画「すずめの戸締り」の原作小説の「特別試し読み」が掲載されているのです!

 この小説は、監督の新海誠監督がみずから執筆した小説で、8月に発売予定だそうです!
 映画の公開前に…小説を発表しちゃうんですね~。

 新海誠さんと言えば…「君の名は。」で一躍有名になったと思いますが、この「君の名は」というセリフというか…言葉は…昔のラジオドラマのタイトルだったこともあって、年配の方にも非常によく響く言葉だったんですよね~。幼稚園児からおじいちゃんおばあちゃんまでが一つの言葉を共有できるという非常に面白い現象だったといえるかもしれません。

 かくいうワタクシも、Amazonプライムで新海誠監督の作品は、全部見させていただきました~。子ども達も一緒に見ましたが、面白いって言ってましたね~。「天気の子」や「君の名は。」もいいんですが、「言の葉の庭」とか「秒速5センチメートル」も良かったですね。うん。
 小説は…天気の子しか読んでいませんが、今年もラインナップになっていますから、ちょっと、読んでみようかな…という気になってはいます。

  新海誠さんを知らないという方や、もっと詳しく知りたいという方は、コチラ
  → https://www.shinkaiworks.com/

スポンサーリンク

ラインナップを紹介

 さて、今年は全98作品(上下巻も1作品とカウント)もありまして、当然…全部買うことはできませんので、この中から、選んでいきたいと思います。
 この小冊子では、5つのジャンルに分けて紹介していますので、どんなジャンル分けなのか、それぞれのジャンルにはどんな作品がラインナップされているのか…ちょっとだけ紹介しましょう。

青春いっぱい!

  青春いっぱいな小説は、16冊ラインナップされています。そのうちの3冊が、カドブンピックアップということで、「泣ける小説」という風にさらに細分化されているようです。

 話題の新刊ということで、森見登美彦さんの「四畳半タイムマシンブルース」も2022年の9月にアニメでの劇場公開が決まっているんですね~。さすが角川ですよね~映像が強い。

 四畳半タイムマシンブルース 森見登美彦 704円(税込)
 100万回生きたきみ 七月隆文 726円(税込) ←泣ける小説より。

心震える!

 心震える!本は、20冊がラインナップされています。そのうちの3冊が、カドブンピックアップということで、「美味しいグルメ小説」という風にさらに細分化されているようです。

 話題の新刊ということで…おぉ!有川ひろさんの…エッセイ集第2弾?なんと…有川さんのエッセイがでてるなんて…知らなかった…。いや…大好きなんですけどね…あまり、読まないようにしてるんです…すぐ、泣かされるから。図書館のアレで満足しています!いや、買うかもしれないけど…。
 そして、顎木あくみさんの「わたしの幸せな結婚」もアニメ化そして実写映画が決定ということですね~。いや…映像強いな~。

 倒れるときは前のめり 有川ひろ 792円(税込)
 わたしの幸せな結婚 顎木あくみ 682円(税込)
 めぐり逢いサンドイッチ 谷瑞恵 704円(税込) ←美味しいグルメ小説より。

名作

 名作は…15冊がラインナップされています。まぁ、名作ですからね。パラパラ~っと素通りしたくなる気持ちはわかりますが…ちょっと待ってください! 大事なポイントがあるんです!
 ぢつは、文庫本の装丁なんですが…ちょっとね…不思議な感じなんですよね~。これは、人気のてぬぐい店「かまわぬ」とのコラボでの和柄Specialカバーになっているのです!「へのぬ」と書いてあるのが目印なんですね~。

2018年頃かな…

 以前のカドフェスでは、1冊買うとブックカバーがもらえた時がありまして、手ぬぐいも購入した時もありました~。今年は、装丁で選んで手ぬぐいも揃えてみるのも良いかもしれませんね~。

 かまわぬの公式サイトはコチラ → https://kamawanu.jp/

 また、「文豪ストレイドッグス」のアニメビジュアルカバーの名作もありますので、そちらもチェックをお忘れなく!

手に汗にぎる!

 手に汗にぎる!は、23冊がラインナップされていて、3冊がカドブンピックアップということで、「この警察小説が熱い!」という風に分かれています。

 話題の新刊も4冊紹介されていまして、さらに、「ヘルドッグス」という…こちらも、9月に公開される映画の原作本ですね。深町秋生さんの「ヘルドックス」そして、伊坂幸太郎さんの「マリアビートル」が、なんとハリウッドで映画化されるそうで、主演はブラッド・ピットということで…映像が強いな~。

 営繕かるかや怪異譚 その弐 小野不由美 792円(税込)
 カインの傲慢 刑事犬養隼人 中山七里 792円(税込)
 煉獄の獅子たち 深町秋生 968円(税込) ← ヘルドックスの続編だそうです!
 黒武御神火御殿(くろたけごじんかごでん) 三島屋変調百物語六之続 宮部みゆき 1100円(税込)
 偽りの春 神倉駅前交番狩野雷太の推理 降田天 704円(税込) ←警察小説が熱い!より。

心つかむロングセラー

 心をつかむロングセラーには、17冊がラインナップされており、「夏に読みたいホラー」ということで、3冊がカドブンピックアップされています。

 そして、小野不由美さんの「営繕かるかや怪異譚」や宮部みゆきさんの「おそろし」など…あれ、これさっき「手に汗にぎる!」で紹介したやないかい~っという本がラインナップされています。
 まぁ、1巻と2巻は別っということなので…え~、別の本を紹介しておきましょう。

 ビリギャル 学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話「文庫特別版」 坪田信貴 572円(税込)
 怖い絵 中野京子 784円(税込)
 使命と魂のリミット 東野圭吾 792(税込)
 異端の祝祭 芦花公園 784円(税込) ←夏に読みたいホラーより。

それ以外の選び方

 さて、豪華なラインナップを紹介してきましたが、もう一つ選び方があります。それは、「紙を買うと電子がもらえる」というものです。どういうことかというと、書店で紙の本を買うと、同じタイトルの電子書籍がもらえるそうです…。
 う~ん。お得なのか…そうでもないのか…よくわかりませんが…とにかく、もらえるんです!
 対象の本はといいますと…

  蜘蛛の糸・地獄変 芥川龍之介 356円(税込) 
  檸檬 梶井基次郎 440円(税込)
  こころ 夏目漱石 396円(税込)
  坊ちゃん 夏目漱石 315円(税込)
  銀河鉄道の夜 宮沢賢治 484円(税込)
  注文の多い料理店 宮沢賢治 484円(税込)
  山椒大夫・高瀬舟・阿部一族 森鷗外 524円(税込)

 とこんな感じで、すべて名作のラインナップです。名作は…電子で持っていても損はないですから、読んだことある方も、読み直してみるのも良いかもしれませんね~。

 電子書籍をもらうには、カドカワアプリを使ってレシートを投稿し、BOOK☆WALKERのアプリで電子書籍をもらうということなので、2つのアプリを登録する必要がありますね~
 カドカワアプリは、ワタクシも使っていますがお得な情報が満載ですし、書店へ行ってポイントを貯めたりと色々できるので、これを機に登録しても良いかもしれません。

 また、BOOK☆WALKERは、ワタクシは使ってませんが、カドブン夏フェア2022の小冊子をダウンロードするには登録が必要らしいので…これを機に登録してみようと思います。

 電子書籍ももらえるキャンペーンは、9月30日までのレシートが対象ですので、レシートを捨てないように気をつけなければいけないのと、レシートによってはうまく登録できないこともあります。
 レシートに、本のタイトルとかISBNとかがちゃんと表示される本屋さんで購入しましょう。アプリで確認した方が良いですね~。

スポンサーリンク

プレゼントキャンペーン

 さて、気になる購入者プレゼントですが…角川文庫は数年前から店頭での配布をやめて、応募形式になっています。帯についている応募券を送るか、カドカワアプリでレシートを投稿するようです。

 先ほどもお伝えしたように、レシートでの投稿は大手の本屋さんのものでも必ず読めるとは限りませんので、応募券をおくるのが確実だと思います。切手代がかかってしまうのですが…。

 今年の豪華景品は、抽選で500名様にあたります。A賞からD賞までありますが、どれも応募券1枚で応募できます。4冊購入し根こそぎ応募しちゃいましょう!

 A賞 新海誠監督サイン入り「カドブン夏フェア2022」ポスター 10名様
 B賞 「すずめの戸締り」×角川文庫 夏フェアオリジナルブックカバー 100名様
 C賞 図書カードNEXT 3,000円分 290名様
 D賞 ムビチケ前売券GIFT(1500円分)2枚セット 100名様

 さぁ~、どれがいいですかね~。たぶん、B賞のブックカバーは小冊子の表紙にもでてる扉のやつですよね~きっと。欲しいなぁ~。しかし、図書カードも3、000円分ですからね…う~ん。

 応募券の締切は、9月30日(金)当日消印有効 です。
 金曜日ですので、駆け込めば間に合いますが、切っても貼ったりするので、余裕を持って応募しましょう~。

スポンサーリンク

売り場情報~。 2022年7月6日現在!

6月17日頃からフェアは開催されています。大きめの本屋さんであれば、たいていやっていると思います。
  ジュンク堂池袋本店 → 3階文庫売り場にてフェア棚あります。小冊子大量にありました。
  三省堂池袋本店 → 地下文庫売り場にてフェア棚あります。小冊子大量にありました。
  八重洲ブックセンター →5階文庫売り場にてフェア棚あります。小冊子いただいてきました。
  丸善丸の内本店 → 3階売り場にてフェア棚あります。小冊子もありました。

 また、色々なところのTUTAYAさんでも開催中です。
 

そして、気になるフェアはいつまでなのかというと…例年ですと、8月31日までです。
 夏休みが終わると、売り場もすっかりなくなってしまうので、注意が必要です。

まとめ

さて、「カドブン夏フェア2022」のまとめです。

①大きめの本屋さん、もしくはもよりのTUTAYAに行く。
②「すずめの戸締り」の小冊子をもらう。
③特別試し読み「小説 すずめの戸締り」を堪能する。
④どうにかして4冊を選び、購入する。
⑤応募券をはがきで送る。もしくは、カドカワアプリで応募する。
⑥とりあえず、本は積んどいて、次の出版社の文庫を吟味する。
⑦8月はひたすら読む。
⑧8月の下旬ころ、本が少なくなったカドブン売り場へ行き、「今年の夏も厚かったぜぃ」と感傷にひたる。
⑨読み終えてない積読をみて、途方にくれる。

スポンサーリンク

ぢつは…気になることが…。

 ワタクシは…今年の小冊子を見ていて違和感を感じたんです…。皆さんは…見つけることができたでしょうか…。そうなんです、今年の小冊子には、「ハッケンくん」がいないんですっ!
 角川文庫のマスコットキャラクターと言えば、ハッケンくん…。
 集英社のよまにゃ、新潮社のキュンタと並び夏のフェアを盛り上げてくれるはずのハッケンくん…。どうしちゃったのでしょうか…。心配です。
 きっと、しおりで参戦してるのだと信じます。みなさんも、ハッケンくんを探してみてください~。

関連記事

 今年も激アツ!新潮文庫の100冊はコチラ → https://kotogara.jp/shinchobunko_100satsu_2022/

 今年も激アツ!集英社のナツイチはコチラ → https://kotogara.jp/syueisya_natuiti_2022/

スポンサーリンク

今年の4冊はコレだ!

  さて、新潮社の100冊や集英社のナツイチでは、早々に本を購入しましたが、カドブンだけはちょっと待っていました。というのも、新海誠さんの小説「すずめの戸締り」が発売になるのを待っていたからです。8月25日に発売になりまして、そこで、カドブンの4冊を購入したというわけです。

今年はこれだ!

祈りのカルテ 知念実希人 640円(税別) 268ページ
 もともとお医者さんということもあり、医療関係の小説が多いのかなと思いますが、面白いんですよね~。十字架のカルテも読みました~。病気になった人の描写であったり、医者の視点であったりとか、我々にはわからない世界を非常に丁寧に面白く表現されていて、お医者さんがみんな知念さんみたいだったら、逆に怖いな~とも思ったり。とにかく読んで損はないなぁ~っと思って選びました。

兎の目 灰谷健次郎 600円(税別) 全339ページ
 灰谷健次郎さんの代表作でありながら、実は1回も読んだことありません。ただ…何回か購入した記憶があるんですよね~。積読の山に入ってるとは思うのですが…表紙の手ぬぐい柄が気に入って買いました。
 手ぬぐいも買いたいな~っとは思っているのですが、なかなかお店に行く機会がないんですよね~。この間、行ったときは定休日でした…。

悪文 編著:岩淵悦太郎 800円(税別) 全285ページ
 このブログもそうですが…文章を書くには、それなりの勉強も必要ってことですよね~。とくに、こちらの意図が正し伝わるかというのが大切で、受け取り方や感じ方が違ったりすると、おもわぬことに発展する可能性もありますからね。ワタクシも気を付けたいと思い選びました。

小説 すずめの戸締り 新海誠 680円(税別) 全370ページ
 映画公開もすることですし、多くは語れない。小説を先に読むべきか、映画を見た後に読むべきか悩んでもいる。とにかく、楽しみだということです。
 初回限定特典ということで、特製クリアしおりが入ってました。また、刊行記念ということで、映画イベントのご招待券やサイン入りの本などがあたる応募券もついていました。レシートがあればアプリからも応募できるようですが、応募券の場合は締め切りが9月15日の消印有効までとなっていますので、ちょっと、急がないといけないようです。
 というわけで、この「すずめの戸締り」には、カドブンの応募券はついていないので…4冊買ったつもりが…3冊だったという事になってしまいました。

クリアしおりと通常のしおり

 今年のカドブン夏フェア2022に入っていたしおりは…上の写真の右側のシンプルなしおりでした。やはり、はっけんくんを見つけることができませんでした…。どうしてしまったのでしょう…。

スポンサーリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました