さて、2023年6月20日に、早川書房から、ハヤカワ新書なるニューレーベルが発刊になりました~。おめでとうございます。
その、ハヤカワ新書…なんとNFT電子書籍もついているという事で、さっそく試してみました~。
新しい読書体験とは…いかなるものなのでしょうか!乞うご期待!
ハヤカワ新書ってなに~?
ハヤカワ新書については、ワタクシの記事がありますので、そちらをお読みいただけると幸いです。
「あの早川書房が、新レーベル新書?」 はコチラ → 面白そうです。
NFT電子書籍ってなに~?
なんとな~く、そういうモノがあるんだなぁ~とは知っていましたが、NFT電子書籍と聞いても、どんなものかはさっぱりわかりません。NFTってアメフトだっけ?と聞いてきた同僚と同レベルであります。
そこで、NFTについて簡単に調べてみると…
NFTとは…。
NFTとは、デジタルのものでありながら所有権を明確にしたものです。
本を買った時に、蔵書印とかを押すひともいますよね。自分のものとして明確にするためですが、デジタルなものにも自分のモノであるということを明確にする機能がNFTというものです。
暗号資産などで使われているブロックチェーンという仕組みを使っているので、コピーが不可能と言われています。
ですので、ワタクシが持っている電子書籍は、世界に1冊しかないというわけです。(まぁ、大量に発行されてますが…)。というわけなので、この電子書籍のデータを売ったり買ったりできるというわけです。
ここが、普通の電子書籍と違う部分ですよね。電子書籍の場合は、自分のアカウントに紐づけられているので、端末が変わっても読むことができます。ただ、その電子書籍をコピーしたり、誰かにあげたり売ったりすることはできません。永久に持っているという感じですよね~。
このNFT電子書籍は、そのデータを売る事ができるので…データを残しておいて、紙本を売ってしまうか、紙本を残しておいて、データを売ってしまうということもできるわけですね~。
ん~。NFT電子書籍の古本屋さんが登場するかもしれませんね~。データだから古本って言わないか…。
NFT電子書籍を見てみよう~。
さて、今回の電子書籍は、早川書房が6月20日に発刊したニューレーベルのハヤカワ新書についていました。
本当は、もう1冊買おうと思ったのですが、このNFTはどうなんだ?と思い、とりあえず試してからにしよう~っと考えたのです。NFT電子書籍付の方が、紙だけの本よりも300円くらいお値段が高いです。
さて、この本がどうやってNFTになるかというと…こんな紙が同封されてました。
電子書籍を読むには、アプリを導入しなければならないのです。というわけで、さっそくQRコードを読み込んでみました~。
アプリの導入!
QRコードを読み込んでみると…
このような画面が表示され、下の方にGooglePlayかAppleStoreのリンクが貼ってあります。
ワタクシはiPhoneなので、AppleStoreを選択!
アプリのダウンロードが終わったら、起動してみましょう~。
こんな感じの登録画面です。これだけ。
登録する!をタップすると登録したメルアドにメールが届いているはず!
こんなメールが届いてました~。
承認すると…。
こんな画面になりましたが…。
電子書籍を登録しなければ…。
というわけで、無事にアプリの導入はできたのですが、QRコードを読み込みたいのですが…どうすれば…ということで、色々とタップしていたら、右上の「指マーク」をタップすると…。
いい感じと思ったのですが、ギフトコードを入力するらしくて…。
おいおい、ちょっとまってくれよ。このご時世に16桁を入力するなんて…新しい読書体験じゃないんかい~!
っとスマホのカメラを立ち上げて、同封カードのQRコードをパシャリ!
おぉ~、でてきましたよ~。
なんか、アプリを閉じちゃったみたいで、ログインしないとダメでした。
次に行ってみると…わけのわからない画面になってしまって…どうすればいいのか…。
もう、とにもかくにもですね。この上の3つくらいの画面しか表示できなくなってしまって、困りました~。出品すると、買う場合と売る場合の値段も表示されちゃうし…いや、どうしたらいいのか困ってしまったので、アプリを閉じることにしました。
今となっては、この画面をどうやって出すのかがわかりません~。
まぁ、とにかくNFT電子書籍は無事に登録できたようです!
読めるのか?
ちょっと、操作が心配ですが…読めればいいのです。とりあえず、アプリを閉じてみたので再度、立ち上げてみましょう~。すると…
おぉ。アイテムをタップすると…。
このようになってきました。詳細は、本の詳細が書いてあります。レーベル名、著者、発売日、ページ数と…あらすじというか本の紹介分が少しですね~。個別番号も書いてあります。
イメージは本の表紙が見れます。ん~、これだけです。まぁ、本によっては、本の中にある画像とかが見れるようになったりするかもしれませんね~。ん~。NFT電子書籍付の表紙は違うので、そっちの写真とか背表紙、裏表紙なんかも見れたらいいですね~。マニア向けに。
そして、設定をタップするとこんな感じに…。
まぁ、今は一冊なので寂しい感じですが、Bookという文字もかいてありますね~。表紙をタップすると…。
文字が出て来て、読む事ができました~。
この画面は、表紙をめくった最初のページです。本の方にはないページですね。
読んでみた~。
一応、ざざ~っと読んでみました。電子書籍のリーダーによくある、画面の上の方をタップすると設定がでてきます。文字の大きさや、フォント、余白、画面が白か黒かセピアかなど色々と決めることができましし、しおりを挟んだりもできます。
マーカーもありますが、どうやって使うのかわからなかったなぁ。目次もありますし、虫眼鏡マークは本文検索ですね。
読んでみて…。
んん~。非常に読みづらい…。電子書籍用のアプリじゃないのでしょうがないと思いますが…読みづらいですね~。
まず、ページをめくるのが遅い。タップしても「あれ?認識されなかったかな?」と思ってもう一回タップしちゃうくらい遅い。ワタクシのスマホの問題かもしれませんが、他のビューアーと比べてもおそいですね~。
それから、ページ数ではなく、%というのは…どうすればいいのか…。紙の本とも連携できないし…。
今回の、藤井さんの「現実とは?」には、各章の最後に動画のQRコードがついています。電子書籍にもついてますが…どうやって行けばいいのか…という疑問もあったり、できるんですかね~。電子書籍を読みながらその画面のQRコードを読み込むみたいな…。LINEはできたような気がするけど…。
んん~。現状だと使いづらいですね~。特典次第で買うかどうかって感じでしょうか…。まだ新しい読書体験とは言えませんね~。今後に期待します。
アプリによるその他の機能~。
電子書籍としては…ちょっと、不満がありますがアプリ上で…なにか面白いことができないか試してみました~。
この画面の時には、本をひっくり返したりできるんですね~。これは、面白いですね。ですので、厚みとか裏表紙とかこだわっていただけると面白いと思います。
ARも試してみた~。
ARで何かできるんでしょうか…と思いつつやってみましょう~。まず、平面を検出するんですが、これがなかなか難しい、動かし方が悪いのか、近い遠いもあると思うのですが…。
平面が検出されると、こんな感じになります。
どこか…画面上をタップすると…。
これ、写真でみると…何のことはないように思えると思いますが…スマホの画面で見ると「おぉ~」ってなりますね。これは、大きな本がどーんと前に表示されます。
あ、このまま写真とか…ビデオに録画できたのかな…画面ショットにしてしまいました…。これは、すごいですね~。これで、本が読めたら…新しい読書体験になるね~。
しかも…。
10体まで配置できるんですって…ということは、10冊ってことですよね~。これは、やってみなければ…と思っていたんですが、重くなったのか、よけいな部分を触ってしまったのか、「読み込み中~」から動かなくなってしまったので…中止しました…。
次回、チャレンジしたいと思いますが、これで読めたらと期待しちゃうな~。
たしか、日経ARもこんな感じだったような気がするな~。新聞の紙面上に出て来たような…。
まとめ
というわけで、NFT電子書籍を試してみました~。
アプリの機能が充実してくれば、面白いのかな~っとも思いました。
NFT電子書籍が、個人の所有となっているのなら、その書籍をどのリーダーでも読めるようにするというのも一つの機能だと思います。好きなカバーをかけて読むような感じでね。
売るときだって、どこのサイトで売ってもいいはずです。
そういった機能が充実してくれば、NFT電子書籍は広がっていくのかもしれないな~っと思いますね。特典ばかりに目が向かないよにしなければなりませんね~。
コメント