はい!っというわけで、今年も…この季節がやってきましたね~。
そうです!河出文庫の全部もらえるグランドフェアです。
さぁ、今年は何がもらえるのか、気になりますよね~。んん~今年も悩ましいですね~。
河出文庫グランドフェアとは?
さて、河出文庫グランドフェアってナニ~って言う方もいらっしゃると思いますので、簡単に説明しておきますと、毎年5月くらいから開催される河出文庫のフェアです。
このフェアの特徴は、何冊かの本を買えばプレゼントが絶対もらえるというものです。
そして、もう一つ…独特の特徴があるんですが、ラインナップの本はある程度本屋さんの裁量で決められるということです。なので、行く本屋さんによってラインナップが違うということがある…という珍しいフェアなんですよね~。
グランドフェア2025は?

今年は…このような感じになっております。
目につくのは、創刊45周年ってことですよね~。まぁ、ちょっとした節目という感じですが、「45years」っていうのは…ごろがいいですね~。
で、今回のプレゼントで大きな変化があったのが、ブックカバーがない!ということですね。
今までは、河出文庫オリジナルのブックカバーが定番でしたが…今年は巾着に…。
トートバックもさらに大きくなって、A3が入るようになったということで…より、実用的になったのかな~っと思っております。


今回、初登場なのが巾着ですよね~。文庫が2~3冊入る…という触れ込みですが…まぁ、巾着に文庫を入れて持ち歩く人はいないと思いますが…いいんです! 好きなように使えばいんです!
ワタクシも以前にもらったポーチは…筆箱に使っていますしね…。便利なんですよね~。
そして、なんといってもトートバックですよ。昨年はA4サイズが入るようになって、すごーく便利になりました。生地も厚めでしっかりとしたものだったんですが…今年はさらに大きくなってA3が入るということに…A3が入るという事は…A4のファイルを横に入れることができるということなんですよね~。こりゃぁ、ありがたい!
これは…なんとしても…手に入れなければなりませんね~。
応募方法は?
気になる応募方法ですが、帯についている応募券をはがきに貼って送るだけです!

応募券は、帯の折り返し部分についているフクロウの顔マークです。
最近ですと…購入したレシートで応募というのもありますし、応募券をハガキに貼るなんて面倒だし、ハガキ代だってかかるじゃん!という方もいらっしゃるかもしれませんが…この応募券をチョキチョキきってためといて…ハガキに貼っている時のわくわく感がいいんですよね~。なので、この手法…残してほしいな~っと思います。ハガキも高くなっているのは…そうなんですけどね~。
しめきりは?
さて、気になる締切ですが…9月30日の当日消印有効までです!
今年は、火曜日ですから…まぁ、当日でもなんとか間に合うということですかね~。
しっかりと準備をして、余裕をもって送りたいと思います。
ラインナップは?
さて、先ほども書きましたがフェアの対象本は…書店によって違います。
ですので、ジュンク堂ではフェア帯がついてなかったのに、丸善ではついてた…ということが良くあります。また、昨日はフェア帯がついてなかったのに、今日はついてる!ということもあります。
フェアの対象本、冊数など…色々と変化するので気になる本があるという方は…こまめに書店に通うとよいかもしれませんね~。そして、これだ!というのが見つかったら、即購入することをお勧めします。
昨年は…ユバル・ハラリさんのホモ・デウスにフェア帯がついていたんですが…順番としては、サピエンス全史が先だよな~っと思いつつも購入はしたんです。フェア棚には、サピエンス全史は並んでなかったんですよね~。ところが、フェア棚がなくなって通常の棚に移動したとき…サピエンス全史にフェア帯がついて平積みになってたんです。4冊くらい…。もぅ、即買いましたね~。やったーっつって。
なので…ぢつは、昨年は河出文庫を7冊くらい買ったんです…紹介してないんですけど…。
ただ、毎年言っておりますが、河出文庫が棚にならんでいる本屋さんは少ないし、並んでいたとしても冊数が少ないしフェア帯もついていない!ということがあります。なるべく、大きめの本屋さんを狙うのが良いと思います。
というわけで、今年も足蹴く本屋さんに通いましょう~。
そして、今年は全国500店舗で開催と言われておりますし、開催店も公表されておりますので、お近くの本屋さんに行ってみましょう~。
河出文庫グランドフェア2025開催店一覧 → お近くの本屋さんを探せ!
河出文庫グランドフェア公式HPはコチラ → 河出文庫が好きだ~!
今年の河出文庫はこれだ~!
というわけで、ワタクシの独断と偏見でえらぶ今年の5冊を紹介しましょう~。
はじめての短歌 穂村弘

こちらは…大垣書店烏丸三条店にて購入した本ですね~。詳細は…別の記事を読んでいただくとしましょう~。
穂村さんといえば、日経新聞で短歌の選評をされている方ですよね~。また、以前に、何かの…雑誌だったかで連載を読んだことがあるんですが、とても面白かったと記憶していました。そんな穂村さんの短歌入門だから面白いに違いないと思いますし、ワタクシも…短歌読めたらかっこいいだろうな~っと思いまして買ってみました~。
暴力の哲学 酒井隆史

暴力っていう言葉の感じから…あまり真剣に考えたことなかったかもしれませんね~。戦争とかケンカとかだと、原因を分析したり対策を考えたりできますが…暴力っていったい、どんなものなんでしょう。
けっして、相手を殴ることだけが暴力ではないと思うので…暴力とは何か、良い暴力があるのかないのか…考えてみたいと思います。
エドワード・ゴーリーが愛する12の怪談

こちらは、12の怪談が収録されている短編集ですね~。知っている人の作品もあれば…初めて読む作品もあります。ただ、エドワード・ゴーリーが選んだ12の作品ということなので、ゴーリーの作品は入ってません。
ただ、「ゴーリーの描き下し挿絵付き」ということですが…え?そういう人だったの?とびっくしりました。ベケットの挿絵や舞台美術も手がけたことがあるということですから…多才な人だったんですね~。
あと2冊!
現在…立ち読み中…。
読んだ~!
というわけで、読んだ本の感想などを書いておきます。
はじめての短歌
はじめての短歌 穂村弘 600円(税別) 171ページ
というわけで、読んでみました…。非常に面白かったですし、短歌の秘密がわかりました!
この本のおもしろい特徴は…改悪例というものです。日経新聞などで…穂村さんが選んだ短歌を、もしこうだったらダメだったよね~という風に改悪してしまうというもの、そして、なぜそれではダメで、選ばれたのが良かったのか…というのを解説しているんですよね~。それが、非常に面白い!
そして、この本は、慶応丸の内シティキャンパスにおける短歌の入門講座がもとになっていて、その講義部分を再構成したもののようです。実際…どのような人達が参加していたのかはわかりませんが、内容的にも会社でバリバリで仕事をしているような人を意識した発言が多いので、ビジネスマンが多かったのかもしれませんね~。
その中でも、目からウロコの発言が…会社には、社長になにかあった場合には副社長が代わりを務めますよね。部長だったら副部長とか次長、課長だったら副課長とか係長といったように、誰かになにかあっても会社の動きがとまらないように準備されている…まぁ、普通ですよね。そりゃそうだ。
ただ、ご家庭ではどうですかと…お父さんに何かあった場合の代わりのお父さんは準備されていますかと…どの家にも、副お父さんとか次お母さんというのはいないですよね。この時、ご家庭では「あなたではなくてはならい」という唯一無二の存在になっている。会社ではそうではない、いや、どちらがいいとか悪いとかいう話ではなくて、短歌は唯一無二の考え方で作るものなんだそうです。
そして、人は自分が唯一無二であることをうれしく思う生き物であるから、そこに共感を呼び起こしやすいということなんだろうと思います。共感ということに関しても、穂村さんはたくさん言ってますね~。重要な要素なんだと思います。
ただ、唯一無二という事については面白いことを言った人がいて、「君にしかできない」とか「君ならやれる」という言葉に騙されて無謀な挑戦をして失敗していった人は歴史上たくさんいる…この場合、させた方が責任を問われるとこは絶対ない。というような内容だったと記憶しております。
ビジネスの現場ではご注意あそばせ。
それ以外にも、色々と勉強になることはありましたし、何よりも短歌が面白いし、穂村さんの解説が面白い!それだけでも読む価値はありますね~。
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