今まで知らなかったのですが、ねこ助さんというイラストレーターがいらっしゃるようです。
「乙女の本棚」シリーズで、文豪の名作にオリジナルのイラストでコラボすることで、読んだ時にまったく違った感覚なるらしいのです。
そんな素敵なイラストを描いていらっしゃるねこ助さんをご紹介しまーす。
ねこ助さんのプロフィール
簡単にですが、ねこ助さんのプロフィールをご紹介します。
お名前:ねこ助
出 身:鳥取県
誕生日:2月13日(みずがめ座)
ん~、残念ですが…このくらいしかわかりませんでした。謎多き方なんですね~。
どんなお仕事をしているの…?
ねこ助さんは、2015年からイラストレーターとして活動を始めたようですね。書籍の装画、ゲームのキャラクターデザイン、CDジャケットのイラストなどを色々と手掛けているそうです。
2018年には、パイ・インターナショナルさんからねこ助さんの作品集「Soiree ねこ助作品集 ソワレ」を発売されています。
お名前が…ねこ助ですので…やはりネコの絵が多いと思いますが、人間のイラストにもすごい魅力を感じるんですよね~。ぜひ、見ていただきたいと思います。
ねこ助さんのTwitterはコチラ → https://twitter.com/m_oxo?lang=ja
そして、さらに、ねこ助さんの作品集はこちらで買う事もできるようです。
パイ・インターナショナル → https://pie.co.jp/book/i/4957/
さらに、さらに、ねこ助さんのホームページはコチラ → https://nekosuke-oxo.tumblr.com/
実際に見てみたいけど…
ホームページもいいけど、やはり、ホントのイラストを見てみたい!っと思いますよね~。
もちろん、本屋さんにいけば見れるのですが、なんと「ジュンク堂池袋本店9階」で「ねこ助展」を開催しております~。
本日は、6月16日ですが…6月29日(水)までの開催です。まだ、間に合いますから…ぜひ、ご覧になってください。
この「ねこ助展」は、乙女の本棚シリーズの『鼠』の刊行記念に開催されているものです。
『鼠』というのは、堀辰雄さんの短編小説のようです、残念ながら読んだことがなくてすみません。掘辰雄さんと言えば、「風立ちぬ」ですよね~。「風立ちぬ いざいき…やもめ? めやも?」すぐ忘れちゃうんですが…。
ま、とにかく、刊行記念ということで…イラストも展示されていますし、グッズも販売しておりました。ジュンク堂池袋本店の9階というのは、オープンスペースですので、気軽にフラ~っと、通りすがりにフラ~っと入れるので全く問題ありません。気を使わなくていいんです!
当然、乙女の本棚シリーズの本も販売しています。
また、今回のねこ助展を逃してしまっても、たぶん大丈夫です。
ジュンク堂池袋店では、以前もねこ助展を開催しておりました。また、機会が訪れると思いますので、楽しみに待ちましょう。
買ってしまった…
ワタクシも、何気なく…軽い気持ちで…「ふ~ん」という感じでイラストを眺めていたのです。
ねこ助さんのイラストはどんな感じかというと…ちょっと、かわいく美しいんだけど…怖さというか妖艶な部分があって、こう…ポケーっとみていたんですよね~
そしたら、目に飛び込んできたのが…コチラ!
もう、給料日まえなのに、衝動買いをしてしまったのです!
見てください…この絵を…手前の三毛猫が最高じゃないですか…(そっちかい!)いやいや…もちろん虎もいいですし…女の方も素敵ですが…山月記ですよ? 女性は関係ないような…。
ぢつは…山月記好き…。
ここからは…なぜ、衝動買いをしてしまったのか…ということなのですが…ワタクシ、山月記が大好きなんです。もう、何回も読みました。短編なので、割とすら~っと読めるところもいいんですよね~。
山月記との出会いは、もちろん…学校の国語の教科書だと記憶しています。ただ、その時は、なんとも思っていなかったんですよね~。その頃から趣味は読書だったのですが…あまり、小説とか文学というのは読んでいなかったし、興味もなかったんです。
一方で、ワタクシはクラシックの音楽も好きで、よく聞くんですね。ある日、ベートーヴェンのピアノソナタ「月光」を聞いていたら、ふと「人が虎になっちゃう話」を思い出してしまったんです。
あぁ~、そんな話があったけど…なんて題名だったっけなぁ~、もやもやする~。という感じでしたので、友達に「虎になっちゃう話しらない?」と聞いてみたんですが…「え?何それ」とか「虎はバターになるんでしょ?」とかぜ~んぜん。
当時はインターネットなんてない時代でしたので、どうやって調べればいいのか…途方にくれていたのです。心の片隅に引っかかっていた「トラ」も日の目を見る事もなく、バターのように雲散霧消しかけていたその時…。
当時、お付き合いしていた彼女に何気なく…「学校の教科書にさぁ~、人が虎になっちゃう話ってなかった?」って聞いたら「山月記でしょ」と即答。
「え?山月記…聞いたことないなぁ~」「中島敦の山月記。虎になるんでしょ?」
今、まさに溶けて消えかかっていたトラの輪郭が鮮明になると、大きな咆哮を上げながら竹林から飛び出してきたのです。
翌日、本屋さんに行き、立ち読み…「こ、これだ…!」と感動の再会。
ということがありまして…それがきっかけで結婚しちゃったという噂もあるくらいです。
た、確かに彼女の部屋には、イギリスの代表的なクマさんの友達の「トラー」もいましたが…。
大切な問題が含まれている
このエピソードは、ホントにあった話なのですが、大切な事がありますよね。
「昔読んだ本の内容を、音楽が呼び起こす」「覚えていないのに、記憶の何かにひっかかっていた」
不思議な体験でした。
そして、こんな風に「思い出したい本のタイトル」を持ってる方がいると思うんですよね~。そして、皆さんは「現代であれば、インターネットですぐ知ることができる」と思っていると思いますが…
ぢつは…そうでもないんです。ワタクシの片隅には、もう何冊かひっかかっている物語があるのですが…検索しても出てこないんです。あまり、有名じゃないのか…勘違いなのか…わからないのですが…。
いずれ、そんな検索冒険もしてみようと思っているので、ご報告できる日がくるかもしれません。
なんで好きなの?
なぜ、好きなのか…と聞かれると困るのですが、ワタクシは、どうやら中国のお話が好きなようです。中島敦とか、武田泰淳とか芥川龍之介とか…中国が題材の小説が好きなのかもしれません。壮大な感じがいいのかもしれませんね~。
色々と…思い出してみると…「面白い!」と思っている小説とか文学って中国モノが多いかもしれませんね~。
今度、色々と紹介できたらいいなぁ~っと思っています。
というわけで、「山月記」を読んでみました。
やはり、面白いですよね~。すご~く考えさせられます。「人間は誰でも猛獣使いである」と「その猛獣が各人の性情なのだ」ということですよね~。上手に付き合っていかないといけないということですよね~。
その他にも、短編ですが面白い部分、考えさせられる部分がたくさんあるので、ぜひ、読んでみてください~。
ただ、絵を見ながら読むよりも、小説を一通り読み終えて、次に、絵を見ながら小説の情景を想像してみるというがいいかもしれませんね~。その後、もう一回小説を読んでみると、小説の違った一面を見ることができるかもしれませんね。
楽しんでみてください。
乙女の本棚シリーズは他にはどんな本が?
気になる乙女の本棚シリーズですが、2022年6月現在で28冊あります。発行してるのは、立東舎という会社です。ホームページでも紹介していますので、ぜひ、ご覧ください。
読んだことのある作品も、まだ読んだことのない作品も、魅惑的なイラストと楽しめると思います。
立東舎 乙女の本棚のホームページはコチラ → http://rittorsha.jp/s/otome/
お値段は、1冊1980円だと思います。山月記はそうでした。
ちなみに、ワタクシが気になっているのは…
新美南吉の赤とんぼ、芥川龍之介の蜜柑、梶井基次郎の檸檬ですかね~。猫町もいいなぁ~。
う~ん。悩んじゃう…。
まとめ
さて、気になるイラストレーターねこ助さんの乙女の本棚シリーズを中心にお話してきました。
まとめておきましょう。
①ジュンク堂池袋本店9階のギャラリーでねこ助展が開催中です。6月29日まで!
②ねこ助展でねこ助さんの、魅惑的なイラストを見る。
③乙女の本棚シリーズで本を読んでみてください。
どれも短編ですので、さら~っと読めます。
④イラストも堪能する。
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