角川春樹事務所の【ランティエ】を手に入れて、色々な小説を読んでみよう~。

本や読書。

 さぁ、こちらのページでは、ワタクシが読んだことのあるランティエを紹介しています。手にいれることができなかった号もありますので、その辺はご容赦ください。こんなのもあったね~っと懐かしむ程度にご覧いただけると幸いです。

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2019年9月号

この写真とるの…大変そう…。

 物語を江戸時代に設定している小説が、9本中4本ですので…割と多いかな~っと思いますが、それが、ランティエ…そしてハルキ文庫のだいご味かと思います!

連載小説

①帝都争乱 サーベル警視庁2 今野敏
 途中からなのでよくわかりませんが…どうやら、ポーツマス条約のあとの日比谷焼討事件の頃が時代設定のようです。主人公が誰なのか…明確にはわかりませんが、とある邸宅を警備する警視庁の方々を中心に物語が進みます…。なんといっても気になるのは…新選組の生き残りが出てくるという感じですかね~。

②陽眠る 上田秀人
 こちらも途中からですが…榎本武揚が江戸を出港したところですね~。これから仙台港に向かうのだとおもいますが…その間にも色々なことがあるようです。ということは…榎本武揚が主人公なのかもしれません。となると…仙台、函館…と進んでいき…新撰組の方々も登場ということで…期待大の小説です!

③えにし屋春秋 あさのあつこ
 こちらは短編連作という感じで、時代設定としては江戸時代かと思います。ちょうど、ひとつの物語が解決するところだったのですが、どうやら主人公は「お初さん」のようです…。この「お初さん」男性か女性かわかりませんが…えにし屋という縁結びや縁切りをなりわいにしているようです。どのようなお仕事で…どうやってやるのか…今後の展開が楽しみです。

④そこにはいない男たちについて 井上荒野
 主人公は実日子(みかこ)という女性のようです。旦那さんが亡くなった後の、恋愛と葛藤の物語なのかもしれません…8回目ということで…まったくわかりません。

⑤琉球警察 伊藤潤
 沖縄県には沖縄県警という警察がいるんですよね~。その沖縄県警は、戦後のアメリカ軍の占領下においてなくなってしまい、昭和27年にアメリカ軍の指導の下に琉球警察というのが創設されたそうです。その琉球警察、日本の公安、沖縄解放運動っていうのか独立運動というかに翻弄される貞吉が主人公ということですかね~。戦後の沖縄の状況というのは知らない人が多いと思いますので、どのように物語が展開するのか楽しみですね~。

⑥トップリーグ2 相場英雄
 今回が最終回ということですが…読んでいるとまだまだ…これからどうなるんだ~という感じです。この後、書下ろしを加えて…本になるということですが…すでにドラマになっているので、見た人も読んだ人も多いかと思います。続きが気になる…。

⑦お勝手のあん 柴田よしき
 品川宿の宿屋「紅屋」の女中見習いおやすの物語です。途中からなので、もちろん内容も世界観もわかりませんが…雰囲気がいいです。色々な登場人物の事件や出来事が展開されています。今回は…安政の大地震が起きていますが…明るく一生懸命にがんばっております!

⑧食堂のおばちゃん7 山口恵以子
 今回から新連載ですが、「7」ですので…もう、世界観が確立されています。まぁ、7から読んでも問題ないかな~っと思っています。とにかく、万里さんの料理が美味しそうです。食堂を中心に物語が展開するようですので、楽しみです。

⑨龍馬奔る 山本一力
 坂本龍馬の波乱万丈の生涯を描くということですので…もう、そのままです!面白く読めます。
 第93回ということで…今、どの辺かというと…龍馬は江戸にいるようです。この後、どうなるかはまったくわかりませんが…まだまだ続きそうです。

2019年10月号  2025年4月8日更新!

落ちたら危ない!

 特集は、「湊かなえの世界」ということで、インタビューと全作品リストもあって…充実しています。

連載小説   2025年4月25日更新!

①帝都争乱 サーベル警視庁2 今野敏
 今更ですが…サーベル警視庁「2」なんですね~。ってことは、「1」もあるんだ…。前回の終わりってそんなだったっけ?という感じで、暴徒が押し寄せてきます!多勢に無勢…絶体絶命か…と思われた時…元新選組の方が登場~!かっこいい!
 そういえば…戊辰戦争で幕府軍だった人たちは、明治政府から警察や軍隊などで雇用されたそうですね…。建前では、強かったから…という感じですが…まだまだ不穏な時代において、最前線でこき使おうという意識もあったからかもしれません…。西南戦争では、会津の生き残りが最前線で奮闘したらしいですけどね…。

②陽眠る 上田秀人
 嵐を切り抜けて仙台港に到着した榎本たち…船の修理と補給を仙台藩に依頼する。一方で、奥羽越列藩同盟の盟主としての動きを決める軍議が開かれる。
 この時、すでに相馬藩は降伏、白河の関も破られ会津藩も包囲されていた…。仙台藩は降伏を決断する。榎本たちは、仙台港を出港し蝦夷へと向かう…。
 といった感じでして…ちょっと、面白いところですね~。土方歳三も登場してきます。

③えにし屋春秋 あさのあつこ
 今回から新たな展開といういことで、若干の説明がありました~。助かります。前回に登場した主人公らしい「お初さん」は男性のようです。ただ、仕事によっては、女性にも変装するそうなので…髪の毛も長かったり、お化粧もするようで、美しい女性になることができるようです。そして、この「えにし屋」というのは、人の縁を…繋いだり切ったりする「縁(えにし)」を商売にするので…えにし屋というようです。なるほど…変わった商売があるんですね~。えにし屋があるのは、江戸の浅草のようですが…立秋を過ぎたころに…ひとりのお侍さんが川に落ちてなくなった…という事件がおこる。そのお侍さんは…半年前に「えにし屋」を訪れていた吉野作之進であった…。

④そこにいはいない男たちについて 井上荒野
 先月号で、実日子さんが主人公だったと思ったのですが…今回の主人公は「まりさん」でした。なるほど…1話完結の短編集なんですな~っと思ったら、料理教室で実日子さんが登場しているので…ふむふむ…短編連作ってやつなんだと思います。
 ただ…まりさんの物語も…これで解決なのかな…と思うとこの後…どうなるんでしょう?つぎは…瑞歩さんかな…?

⑤琉球警察 伊藤潤
 さて、この物語は戦後にアメリカ軍に占領されていた沖縄で、瀬長亀次郎を中心とした解放運動の歴史とそれに翻弄される人々の物語なので、歴史的事実を確認しつつ読んでいけると面白いと思います。
 物語のなかでも瀬長亀次郎が出獄しましたが…これから物語は加速していくのではないかと思います。
 瀬長に憧れ沖縄人民党に出入りする令秀を、公安として上手に使いたい貞吉。令秀の気持ちを知った上でどこまで踏み込んでいくのか苦悩する。さらに、沖縄を統治するアメリカ軍と裏社会との関係など…読み応えがありますね〜。

⑥あんの青春 柴田よしき
 知らなかったのですが…実は、先月号で第一部が終了していたそうです。なので…今月号からタイトルも変わって、第二部の連載1回目とのことです。とはいえ、安政の大地震の二月後から物語はスタートですので…ほぼ続きと言って間違いはありません!
 ようやく落ち着きを取り戻した品川宿。おやすはひょんなことからおあつさんと知り合うことに…おあつさんの故郷は鹿児島のようですが…ふむふむ…幕末に近づいておりますからね〜。今号で、おやすの年齢が15歳ということがわかりました。戊辰戦争まであと13年というわけで…非常に続きが気になります!

⑦【新連載】炎上チューバ― 七尾与史
 今月号から、七尾与史さんの「炎上チューバ―」が新連載です。これは、ユーチューバーを題材にした小説ということですかね~。
 衝撃的なプロローグから物語は始まります…。須山民夫と森本蘭子は阿知良サトシの仕業によりバイト先をクビになってしまう。怒りを露に彼のマンションを訪ねると、阿知良は二人をネオチューバーを一緒にやらないかと誘うのだが…。

⑧食堂のおばちゃん7 山口恵以子



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