2019年9月号 184ページ

物語を江戸時代に設定している小説が、9本中4本ですので…割と多いかな~っと思いますが、それが、ランティエ…そしてハルキ文庫のだいご味かと思います!
連載小説
①帝都争乱 サーベル警視庁2 今野敏
途中からなのでよくわかりませんが…どうやら、ポーツマス条約のあとの日比谷焼討事件の頃が時代設定のようです。主人公が誰なのか…明確にはわかりませんが、とある邸宅を警備する警視庁の方々を中心に物語が進みます…。なんといっても気になるのは…新選組の生き残りが出てくるという感じですかね~。
②陽眠る 上田秀人
こちらも途中からですが…榎本武揚が江戸を出港したところですね~。これから仙台港に向かうのだとおもいますが…その間にも色々なことがあるようです。ということは…榎本武揚が主人公なのかもしれません。となると…仙台、函館…と進んでいき…新撰組の方々も登場ということで…期待大の小説です!
③えにし屋春秋 あさのあつこ
こちらは短編連作という感じで、時代設定としては江戸時代かと思います。ちょうど、ひとつの物語が解決するところだったのですが、どうやら主人公は「お初さん」のようです…。この「お初さん」男性か女性かわかりませんが…えにし屋という縁結びや縁切りをなりわいにしているようです。どのようなお仕事で…どうやってやるのか…今後の展開が楽しみです。
④そこにはいない男たちについて 井上荒野
主人公は実日子(みかこ)という女性のようです。旦那さんが亡くなった後の、恋愛と葛藤の物語なのかもしれません…8回目ということで…まったくわかりません。
⑤琉球警察 伊藤潤
沖縄県には沖縄県警という警察がいるんですよね~。その沖縄県警は、戦後のアメリカ軍の占領下においてなくなってしまい、昭和27年にアメリカ軍の指導の下に琉球警察というのが創設されたそうです。その琉球警察、日本の公安、沖縄解放運動っていうのか独立運動というかに翻弄される貞吉が主人公ということですかね~。戦後の沖縄の状況というのは知らない人が多いと思いますので、どのように物語が展開するのか楽しみですね~。
⑥トップリーグ2 相場英雄
今回が最終回ということですが…読んでいるとまだまだ…これからどうなるんだ~という感じです。この後、書下ろしを加えて…本になるということですが…すでにドラマになっているので、見た人も読んだ人も多いかと思います。続きが気になる…。
⑦お勝手のあん 柴田よしき
品川宿の宿屋「紅屋」の女中見習いおやすの物語です。途中からなので、もちろん内容も世界観もわかりませんが…雰囲気がいいです。色々な登場人物の事件や出来事が展開されています。今回は…安政の大地震が起きていますが…明るく一生懸命にがんばっております!
⑧食堂のおばちゃん7 山口恵以子
今回から新連載ですが、「7」ですので…もう、世界観が確立されています。まぁ、7から読んでも問題ないかな~っと思っています。とにかく、万里さんの料理が美味しそうです。食堂を中心に物語が展開するようですので、楽しみです。
⑨龍馬奔る 山本一力
坂本龍馬の波乱万丈の生涯を描くということですので…もう、そのままです!面白く読めます。
第93回ということで…今、どの辺かというと…龍馬は江戸にいるようです。この後、どうなるかはまったくわかりませんが…まだまだ続きそうです。
コメント