小学館の【STORY BOX】を手に入れて、色々な小説を読んでみよう!

本や読書。


 皆さんは、小学館が発行しているstory box(ストーリーボックス)という小冊子をご存じでしょうか? もう、文芸誌と間違っちゃうくらいの小冊子なんですが、この小冊子を無料で手に入れる事がでできるんです。
 というわけで、story boxとはどんな小冊子なのか、そしてどうやって手に入れるのかをご紹介します。

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story box(ストーリーボックス)って何?

 ストーリーボックスは、小学館が発行している小冊子です。
 このストーリーボックスは、「本と本を愛する人のための月刊文芸誌」と言われているんですが、小冊子の中にはどこにも書いてません。小学館のホームページで紹介される時の文言ようです。
 ちなみに、文芸誌というのは雑誌の一種で、小説や詩、エッセイなどが掲載された雑誌のことです。

ストーリーボックスの歴史

小学館HPより

 ストーリーボックスは、2021年11月号で通巻102号とあります。月刊誌ですから…創刊されたのは、2013年頃かな…と思っておりましたが、2009年のようです。現在は月刊でも、当初は季刊誌だったのかもしれませんね。
 そして、今まで本のタイトルがは「story box」と全部小文字だったのですが、2022年の1月号から、「STORY BOX」と全部大文字になりました~。

 なんだか、表紙の雰囲気が変わって、カッコ良くなりましたね~。

小学館HPより

どんな内容なの?

 このストーリーボックスは、全編がほぼ小説です。出版社が発行するこういった小冊子をPR誌と呼ぶこともありますが、こんなにも連載小説が豊富なPR誌は数が少ないです。ですので、読み応えが抜群小冊子といえます。
 基本的には、連載小説が中心です。毎月の連載の方もいれば、隔月連載の方もいたり…、対談やインタビュー、エッセイ、コラムと盛りだくさんですし読切もあるので逃してしまうと…困ったことになったりします。

どんな人が書いてるの?

 それはもう、名前を聞いたら面白いに違いないという感じの方々です。人気作家さんも連載をしています。2022年の10月号では、リレーエッセイに加藤シゲアキさん、井戸川射子さん、読切小説では、伽古屋圭市さん、井上真偽さん、新連載に青柳碧人さん、歴史シリーズに上田秀人さん、連載小説に恩田陸さん、垣谷美雨さん、村山早紀さん、月村了衛さん、辻村深月さんと豪華ラインナップですよね~。さらに、インタビューやコラムや本の紹介などあって…もう、毎月が待ち遠しいのです。

どこで買えるの?

 すでに欲しくなっちゃったかな~と思いますが、買うとなると多少の手続きが必要なんです。実はこの小冊子、PR誌という側面から通常販売はしておりません。小学館のホームページでもアマゾンでも購入できないんですよね~。
 では、どうするかというと、毎月確実に欲しいという方には定期購読という方法があります。申し込み方法は、お電話かFAX、小学館のホームページから申し込むことができます。

 小学館のホームページでお申し込みはコチラ →
    https://skygarden.shogakukan.co.jp/skygarden/owa/tk_books?bid=42&sha=1&zou=0

おいくらなの?

  定期購読ですと、1年分12冊を一括払いで2000円となっております。これは、送料込みです。
 いや、実際、お安いと思いますよ。買って読んでも損はないと思っています。

そうは言ってもね…

 そうなんです。そうは言ってもね…と思いますよね。本好きの皆さんにとってこういった雑誌は、本になる前の小説を読むことができるので非常に重宝するのですが、そういう雑誌は必ずしもストーリーボックスだけではない。という非常に切実な問題があります。そう、出版社が発行しているPR誌はまだまだ他にもたくさんあるのです。もっといろいろ読みたいと思う気持ちが…ヒシヒシと伝わってきます。そこで…。

じつは、本屋さんで無料配布しています。

 このストーリーボックスは本屋さんで無料配布しるんですよね~。裏表紙のお値段のところをみると、頒価(はんか)と書かれています。定価じゃないんですよね。
 この頒価というのは、「物品などを広く分けてあげる時の値段」という事で…値段じゃんと思うのですが、これは利益を考えたりせずに、欲しいと思っている方々にコストだけを負担していただくというものです。ちなみに、1冊は200円です。ですので、年間購読してもお得ですよね~。

おしゃれな感じですよね~。

いつごろ、どこに行けばいい?

 じつは、これが一番難しい問題でもあります。
 本屋さんで無料配布していますが、どこの本屋さんにもあるというわけではないんです。たぶん、大きな本屋さんであれば、こういったPR誌をまとめておいてあるコーナーがあったり、レジの横に置いてあったりすると思います。これを、自分で見つけなければならず…あそこの本屋さんにはアレがある、こちらの本屋さんにはソレがある…という風にして毎月本屋さんを巡ります
 さらに、発行日というのがありますので、いつでも置いてあるというものでもないですし、本屋さんによっては、発行日の前から置いてあったり、3~4日過ぎてからおいてあったりとバラバラです。ちなみに、ストーリーボックスは、毎月20日頃発売予定と書いてありますので、20日前後が狙い目だと思います。
 それでも…足蹴く通って頑張ったとしても、売り切れてしまったというか…配布の冊数も決まっていて、必ず手に入るわけではないのです。
 本との出会いは運命の出会い、手に入れることができたという事は、そこに何かが必ずあると思いますので、ぜひ大切に読んでいただけたらなぁ~っと思います。

教えてよ~。 

 ようござんす。ワタクシが、ストーリーボックスを手に入れようとすれば…都内で申し訳ありませんが、池袋のジュンク堂本店、池袋の三省堂書(近いのでいっきに行ける)、八重洲ブックセンター本店、紀伊国屋書店の新宿南店がわかりやすくていいかなぁ~っと思います。その他の書店にもあると思いますので、色々探してみるのも楽しいかな~っと思います。
 学校や職場、乗り換えの駅などで近くに大型書店があれば…駅ビルの本屋さんなども回ってルートを作るのも楽しいですよ。

まとめ

 さて、本日は小学館発行のPR誌、STORY BOX(ストーリーボックス)を紹介させていただきました。連載で小説を読んでしまうと、単行本が売れなくなってしまうのではないか…とご心配される方もいらっしゃるかもしれません。が、
 なんのなんの、面白い小説なら、連載で読み、単行本で読み、文庫で読みと…そんな小説に出会うのが楽しみで楽しみでしょうがないんです。全部買います! 
 だからこそ、連載小説は…無料で読めたらいいなぁ~という本好き達の心の叫びと、お財布の叫びを受けまして紹介させていただきました。ぜひ、本屋さんに行ったついでに、探してみてください~。

さようなら、ストーリーボックス!   2023年10月5日更新!

 ずいぶん、遅くなってしまいましたが…大変なことが起こりましたね~。
 いつものように、ストーリーボックスを手に入れてホクホクしていましたが…なんだか、今月号は分厚いな~っと思っていたら、表紙に「紙版最終号」の文字が…。
 ストーリーボックスの紙版は、9月号で終わってしまうそうです…。

 「ついに」と言うべきか…「とうとう」と言うべきか…時代の流れではあるものの…さみしいですよね~。こういった冊子やチラシ、リーフレットなどは…だんだん少なくなってきています。

 冊子やチラシから、面白そうな本を探したり意外な一冊を見つけたりしてたのですが…それが、だんだん、デジタルになっていくんですね~。

紙版最終号~かなり豪華!

今後は、WEB版で!

 とはいえ…連載中の小説やエッセイ、お気に入りの記事などあるのにどうするの…と心配になってしまうのですが、これらは、WEB版に引き継がれるそうです。

 まだ、小学館のHPでもアドレス等は出ていませんが…10月10日からWEB版が開設されるということですので、ぜひ、これからはWEB版でお楽しみいただければと思います。

 WEB版の様子も、紹介出来たらな~っと思っております!

過去のSTORY BOX

2019年

2019年2月号

 あまり印象に残ってない号でしたね~。ラインナップを見ても…あまり思い出せません。「鴨川食堂」くらいですかね~。
 ワタクシは、ぽっと手に入った雑誌1冊を読みます。連載途中の小説だったりがほとんどなので、話も世界観もわからずに読みます。それでも、自分に合うあわないがあったり、たった1話でこりゃすごい!となって、単行本になるのを待っている本もあれば、ずーっとつまらなくて、惰性で読んでいたのに最後の最後に面白くなってしまって、単行本を買って最初から読むというような場合もあるので、この1冊だけでは決められないのです。だから、本って不思議で面白いな~って思います。

 

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