中公文庫創刊50周年!抽選でサイン入り文庫と万年筆セットがあたる?これは応募するっきゃない!

本や読書。

 さて、中公文庫は2023年の6月に創刊50周年を迎えるそうです。
 いや~、すごいですよね~。半世紀ですから…。
そして、その50周年を記念して、プレゼント企画もあるんですよね~。もぅ、これは応募しなくちゃいけないだろう!ということで、詳細をレポートしまーす。

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中公文庫とは…

 中公文庫は、中央公論社が発刊する文庫のことですが、ジャンルが幅広いのが特徴ですよね~。他の出版社だと文庫の中にも、「ちくま●●文庫」とか、「講談社▲▲文庫」とか分野ごとに分けたりしますが、中央公論社は、中公文庫だけ!現代小説から、古典から、教養からぜ~んぶ入っております。

 また、岩波文庫みたいに色で分かれていたりもしないので…まぁ、探しにくいと言えば探しにくいのですが…家の本棚を見ていても、「あ、これ中公だったんだ…、あ、これも? あ、こっちにも?」というように意外にある…というのが中公文庫ですね。

 ただ、中公文庫の背表紙に色がついたのは…いつ頃なんでしょうか…。

 ワタクシは、肌色っていうのかな…「肌色の背表紙は中公文庫」っていうイメージがあったので、本屋さんや古本屋さんでも肌色の背表紙を見つけると、「中公だな!」と思っていたんですけどね~。

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中公文庫創刊50周年

  そんな中公文庫が2023年6月に創刊50周年を迎えるそうです。おめでとうございます!

小冊子もあるよ!

本屋さんでは、記念の小冊子を配布しております。

「私が書いた中公文庫」ということで、池澤夏樹さん、角田光代さん、筒井康隆さん、町田康さんのエッセイを読む事ができますので、絶対にゲットしたいところですよね~。

 ただ、近所に本屋さんがないよ~という方もいらっしゃると思いますので、そんな方は特設サイトに…と思ったのですが…特設サイトでも読めないようですね…。
 これは…なんとしても、手にいれたいところですね…。

 ちなみに、中公文庫50周年特設サイトはコチラ → 今すぐGO!

 ちなみに、50周年の特設Twitterはコチラ → こちらも見てね。

年代別売上ベスト10

 小冊子の中に、1970年代、1980年代と10年ごとに売上ベスト10が書かれています。
 例えば、1970年代の売上トップは、庄司薫さんの「赤頭巾ちゃん気をつけて」、1980年代だと赤川次郎さんの「静かなる良人」といった感じで…ほとんどが推理小説ですね~。

 70年代~2020年代までのそれぞれにベスト10ですから、全部で60冊紹介されています。作家のお名前は聞いたことある方ばかりですが…どれか読んだことあるかな~っと思ってみたら…一冊もなかったです…。

 ワタクシの読んでる本はマイナーな本ばかりなのかしら…。

 このトップ10を見ていて気になったのは、1970年代の9位に井上光貞さんの「日本の歴史1 神話から歴史へ」が入っていたり、1980年代の8位にA・トフラーさんの「第三の波」とか、9位には、和久俊三さんの「民法おおしろ事典」とかが入ってることですね~。推理小説以外の本ということで、当時は話題になったのではないですかね~。

 この他にも、2010年代の6位に戸部良一さんの「失敗の本質 日本軍の組織論的研究」、9位にW・H・マクニールさんの「世界史」(上)が入ってたりと…推理小説じゃない本がランクインしているってことが面白いですよね~。

全社員アンケートで選んだ50冊?

 そして面白いのが、「中央公論社の全社員によるアンケートで選ばれた50冊」ということで、中央公論社の社員全員にアンケートをとって、その中からおすすめの作品を小冊子で紹介し、本屋さんで売ってるというわけです。

 アンケートの内容は、「わたしの中公文庫NO.1」ということですが、ホームページによると…中央公論社の社員は2023年2月現在で151人というわけですから、社員の熱い思いがこもった50冊という感じですよね~。新入社員からベテランまでのアンケート結果というわけです。

 この小冊子では、本の紹介のあとに、推薦してくれた方のメッセージも掲載されていているんですよね~。たとえば、「人生を変えた本NO.1」という感じでコメントがあり、文芸編集部・Kいった感じです。たぶん、どういった部分がNO.1なのか、ということも書いてくれたのでしょうね~。

 読んでいくとですね。ほんとに編集部だけじゃなく、販売企画部とか、コンテンツビジネス部とかブランド・プロモーション部、総務局、さらには、ラクレ編集部とかマリ・クレール編集部など…たくさんの部が…あるんですね~ってことがバレちゃいますね。そして、最後のページには…なんと、代表取締役社長の文字が…。

 ここは、イニシャルじゃなくて名前でもいいのでは…と思いますし、まぁ、全社員にアンケートとって社長の載せないってわけにもいきませんからね…。社長のNO.1は、思い出のヒロインNO.1ということで、渡辺淳一さんの「阿寒に果つ」です。渡辺淳一さん…いいですね~。ちょっと、ドキドキしますね。

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ラインナップ紹介!

 というわけで、ラインナップを紹介したいのですが…50冊も紹介できませんので、この50冊の中から、ワタクシの独断と偏見で数冊に絞ってみたいと思います。その中から…最低3冊購入しないと応募できませんので、3冊購入したいと思います!

 1、昭和16年夏の敗戦(新版) 猪瀬直樹 792円
  これは、気になりますよね~。昭和16年の夏に敗戦を予想していたということなのでしょうか、それなのにどうして開戦に踏み切ったのか…気になる! そして、巻末の対談が石破さんというのも気になる! 中公文庫の社員のかたも「若者に読んで欲しいNO.1」ということで紹介しています!

 2、雪の階(上下) 奥泉光 上880円 下946円
  奥泉さんの小説を読んでみたいな~っともう、何年も思っているのに手がでてないんですよね~。うまいタイミングで出会わないというか…そんな感じです。お話の内容は、「昭和十年。親友の心中事件の謎を追う惟佐子は謀略に巻き込まれていく…。」といった感じで「二・二六事件を背景に描くミステリーロマン!」ということなんですよね~。面白そう。「小説の魅力NO.1」というお墨付きを、デジタル製作部の方からいただいております。

 3、デルフィニア戦記 第1部 放浪の戦士1 茅田砂胡 713円
  たぶん、今回は買いませんが、気になりますね~。こういったファンタジー大河小説は好きですが、外伝までいれると21冊ですって。う~ん。悩んじゃう。文庫編集部の方によると「『まだ先がある』幸せNO.1」ということですが…もしかして、完結してないのかな…?

 4、任侠書房 今野敏 748円
  じつは、以前から気になっていたんですよね~。このシリーズ。表紙の絵に特徴があって、色々なシリーズが出てると思うんですが、この本が任侠シリーズの第1弾ということですが、笑える本ってなかなかないと思うので読んでみたいですね~。ブランド・プロモーション部の方も「笑って泣いて、前向きになれる本NO.1」ということで紹介していますね~。

 5、ボートの三人男 ジェローム・K・ジェローム 訳:丸谷才一 838円
  笑えるということで言うなら、こちらも気になります。傑作ユーモア小説ですが、訳が丸谷さんじゃないですか…。面白そうですよね~。文芸編集部の方によると「不朽のユーモアNO.1」ということで、130年前以上の作品らしいのですが…古典なの?

 6、園芸家12カ月(新装版) カレル・チャペック 訳:小松太郎 770円
  カレル・チャペックというだけで、読みたいですよね~。こんな本があったなんて知らなかった…。これは、カレル・チャペックのエッセイなんですね~。「元祖『推し活』本NO.1」という制作部の方の推しの一冊ですが…「好きなことで人生を棒に振ることの幸福を、園芸を例に書いた本」ということで、気になりますね~これは…。

 7、失敗の本質 日本軍の組織論的研究 戸部良一ほか 838円
  どうしても戦争の事というのは気になってしまいますね~。ただ、この本は別の切り口という感じで、「大東亜戦争での諸作戦の失敗を、組織としての日本軍の失敗ととらえ直し、これを現代の組織一般にとっての教訓とした戦史の初めての社会科学的分析。」ということで、丸ごと紹介文を書いてしまいましたが、たとえば、インパール作戦のような無謀な作戦…これは、結果を知っているから無謀と呼ぶのか、当時から無謀と呼ばれていたのかなど、気になる作戦は多いですよね~。まぁ、昭和16年の夏に敗戦確定と言われたなら、そもそもが無謀な戦争だったわけですが…。まぁ、どのよに分析されるのか!っていうのも気になりますよね~。総務局の方が「組織人の必読書NO.1」とおっしゃられているので…総務部長かもしれませんね~。勉強になるかも…。

 8、ツァラトゥストラ ニーチェ 訳:手塚富雄 1650円
  哲学を学ぼうと思ったら、どこから行っても最終的にはニーチェにぶつかります。西洋思想をひっくり返したニーチェの「神は死んだ」は有名な言葉です。が、なかなか難しく読むのも大変なわけです。ニーチェの入門書を読破したワタクシが次に向かうのは、ツァラトゥストラか道徳の系譜か…悩んでいるところです。そして、巻末対談には三島由紀夫が登場とあっては…いちおう、手に取ってみたい本ですね。販売企画部の方によると「シビれるカッコよさNO.1」ということで…脳がシビれるのかな…さらに「注釈に助けられた中公文庫NO.1」だそうです。だよね~。

 9、流れる星は生きている 藤原てい 755円
  「昭和二十年八月、ソ連参戦の夜、夫と引き裂かれた妻と愛児三人の壮絶なる脱出行が始まった」という話です。「敗戦下の苦難に耐えて生き抜いた一人の女性の厳粛な記録」ということで、藤原さんの体験をもとにした小説のようですね~。
 藤原さんといえば、作家の新田次郎さんの奥様としても有名ですよね~。新田次郎さんと言えば、「八甲田山死の彷徨」が有名ですよね~。販売企画部の方も「凛とした人に会える本NO.1」とおっしゃってますし、「人の命を守るとはこういうことだ」と教えていただいたそうです。なるほど。

10、世界史(上下) ウィリアム・H・マクニール 訳:増田義郎/佐々木昭夫 上1540円 下1466円
  世界史の本が売れるってすごいですよね~。2010年代の9位ですからね。気になります。文庫編集部の方によると、中公文庫では日本史は売れるけど世界史はイマイチという暗黙の編集部認識をくつがえした伝説の本らしいですね。「世界史ブームの火付け役NO.1」ということで、ワタクシにも世界史を勉強し直す時期が来たのかもしれません…。

10冊にもなった…。

 というわけで、ザーっと小冊子を見ながら選んだら、ちょうど10冊になりました。とくに意識したわけでもないですね~。戦争関係が全部入ってしまったりしましたが、色々と考えさせられたり、笑ったり、うんうんうなずいたり、泣いたりと楽しい読書になりそうです。この中から…まぁ、立ち読みした結果、これら以外の本を選択する事もありますが…選んで購入したいと思います!

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プレゼントキャンペーンとは?

 さて、気になるプレゼントキャンペーンですが、小冊子で紹介された本にはこのような帯がついています。

公式Twitterより

 帯の内側に応募券がついているので、3枚で応募すると…100名様「サイン入り文庫&万年筆セット」がもらえるということです!

 もらえる文庫と著者のサインごとに万年筆の色が違っているそうで、さらに、万年筆もついているので、サラサラサラ~っとすてきな小説が書けるようになる…かもしれませんね~。

 どんな著者の作品とサイン、どんな万年筆の色なのか…というのは、公式のHPを見ていただいた方が良いかもしれません。インクの色が朝顔、と言われても「どんな色?」ってなっちゃいますしね。
 公式ホームページでは、インクの色も紹介されますので、ぜひ見てください~。
 インクの色で「山栗」とか「月夜」とか…気になりますよね~。

 そして、どうしてインクのプレゼントになったか!という「きっかけ」も紹介されているので、面白いとおもいますよ~。

締め切りの不思議。

 さて、この抽選で100名様にプレゼントキャンペーンの応募方法と締め切りなんですが…。
 小冊子によると、締め切りが2024年3月末日消印有効となっています。

 2024年3月…来年? 2023年3月の間違いでは…と思い特設サイトも見てみましたが、2024年3月の文字…。ほんと?1年もあるの?

 さらに応募方法をみると、「中公文庫新刊(2023年1月~12月刊)、50周年記念フェア作品の応募券3枚を…」とあるので、つまり、2023年に発刊される中公文庫の帯には、応募券がついてるってことですかね~。確認が必要ですよね~。

 ということは…、応募してプレゼントに当選してもインクが届くのは来年ってことですかね~。

書けるしおりももらえる!

  また、小冊子と同様に本屋さんでは、「書けるしおり」も配布しています。

表と裏です。

 このように、裏側(どっちが表?)が原稿用紙のようになっていて、文章を書けるようになっています。
 最近は、しおりに書いたり、書くための本だったりと「書く」という行為に主眼を置いているものが多くなっているような気がしますね~。
 スマホが主流になり紙とペンを持たない人も増えている中で、いいことだと思いますね~。
 思いついたことを、メモにサラサラかく…素敵な瞬間だと思います。 

 やはり、自分のお気に入りのボールペンとかシャープペンとかがあるといいですよね~。ワタクシもジェットストリームの単色ボールペンを3色使っています。1本で4色とかだと太くて嫌なので、単色を3本ですね。お安いし、インクも買換えできるし太さも色々あるので、重宝しています!

 皆さんもぜひ、お気に入りの筆記用具を持ってお出かけしましょう~。

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売り場情報~。 2023年3月16日現在

ジュンク堂池袋本店3階

 たぶん、大きめの本屋さんでしたらあると思いますが、

ジュンク堂池袋本店 3階 文庫売場のフェア棚にあります。小冊子としおりが置いてあります。

三省堂池袋本店 地下1階 文庫売場のフェア棚にあります。小冊子としおりがおいてあります。

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まとめ

 ということで、中公文庫50周年企画をご紹介させていただきました~。
 この後、本を購入しに本屋さんへ行ってきます!

 ある程度目星をつけていくんですが…手に取ると悩んじゃうんですよね~。
 それでは、本を購入したらまた更新したいと思います!では~。

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