講談社文庫の春読(はるよみ)でよむーく×ちいかわのコラボフェアが開催!

本や読書。

 さて、ちょっと乗り遅れた感があるのですが、2022年の春に講談社文庫の「春読」というフェアが開催されています。
 今年は、「ちいかわ」とのコラボなんですが…実は、講談社文庫のキャラクター「よむーく」は、デビュー2年目なんですよね~。

 そこで、講談社文庫の新キャラクター「よむーく」も一緒にご紹介しましょう。

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講談社文庫創刊50周年

 2021年は、なんと講談社文庫創刊50周年ということだったらしく、新しいキャラクターが誕生しました。白クマの「よむーく」です。

公式HPより

 描いたのは、スイカのペンギンでお馴染みの坂崎千春さんです。
 かわいい白クマのよむーくですが、性別・年齢などは非公開ということなので、よむーくさんと呼ぶことにしましょう。

 そういえば…講談社には「おもためくん」というキャラクターがいましたが、50周年を機に「よむーく」にバトンタッチしたという事ですね。おもためくん、お疲れ様でした。

公式HPより

 新しいキャラクターに変わったということで…毎年夏に開催される文庫フェアに参加するのかなぁ~っと思っていましたが、春にフェアを開催するんですね~。2021年は「春フェア」、2022年は「春読」(はるよみ)フェアで…きっと、来年もあると思いますので、スケジュールに組み込んでおかないといけませんね~。

去年のものです…ヨレヨレになっちゃった…。

 胸ポケットに文庫をしまっているかわいいよむーくをぜひ見たいぞ!という方は、坂崎千春さんのHPをご覧ください。

 坂崎千春さんの公式HPのよむーく→https://sakazakichiharu.com/cha/cha40.html

 そして、講談社文庫の公式HP→http://kodanshabunko.com/

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講談社文庫の秘密…。

 よむーくは講談社文庫をこよなく愛し、よく読んでいるそうですが(そりゃぁそうだよね…)。講談社文庫にまつわる秘密も教えてくれました。

秘密1

 みなさん講談社文庫のマークってご存知ですか? 表紙をめくると最初のページには、本のタイトルと作者が書いてあって、下の方には「講談社」と書いてありますが、上の方を見ると…変な…わかめのような葉っぱと講談社文庫の文字…そう、そのわかめのような葉っぱが講談社文庫のマークだそうです。
 で、これは、ボドニという講談社文庫のシンボルマークなのだそうです。由来は、イタリアの著名な印刷工で学者のジャンバッティスタ・ボドニさんにちなんで、彼の作った本のように人々から愛されるものでありたいという願いが込められているそうです。ボドニという名前は、フォントの名前にもなっているくらい有名な方のようです。

 ただ…だから、なんでワカメみたいなのか…というのはわかりませんでした…。むねん。

秘密2

 講談社文庫と言えば、著者によって色分けがされていますよね~。基本的には黄色というイメージがありますが、本屋さんでみると講談社文庫の棚はカラフルで見つけやすいですよね。現在では12色くらいあるそうですが、なんと、著者ご自身が色を選んでいるそうです。きっと、好きな色とか…隣に並ぶ人の事を考えて決めたりするんでしょうね~。なかなか…難しい部分もありそうです。
 現在の装丁は、菊池信義さんのものだそうです。

今年のフェアはこの3冊!

秘密3

 2021年が50周年ということは…創刊は1971年ですよね。最初は55冊でスタートしたそうです。岩波文庫や新潮文庫など、戦前から文庫を発刊している大手がありますので色々と大変だったと思いますが、着実に冊数を増やしていますよね~。現在では何冊あるのか…とても数えたくはありませんが、かなりの量になっていると思います。
 さらに、講談社文庫の成功を受けて他社も文庫市場に入ってくるようになるなど、文庫市場を活性化させた立役者といえるでしょう。

 そんな50年前から…カバーが変わっていない本があるそうです。唯一ということなので、最初の55冊の中の1冊ということですよね。それが、松本清張の「草の陰刻」という作品です。読んだことないのですが…今度、読むために買っときます!

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2022年の春読(はるよみ)フェアは?

 というわけで、今年も開催された講談社の春の文庫フェア~。今年は、よむーくとちいかわのコラボなんですね~。
 ラインナップは4つのジャンルに分かれておりまして、「お仕事の本」が19冊「青春・友情の本」が22冊「たたかいの本」が20冊「SF・ミステリーの本」が18冊と魅力的な79冊となっております…。う~ん。中途半端な数ですね~。数え間違ったかな…。

 このラインナップの本には、フェアの帯がついていまして、それぞれの色にわかれているので、どのジャンルの本かすぐにわかります。
 さらに、この帯のついた本を買うと…「ちいかわ&よむーくの特性コラボふせん」(全3種類)がもらえます。

さらに、昨年からですが…しおりも50周年記念の特別のしおりが本に挟んであります。

 水色とピンクは今年の本に挟んであったものですが、紫色のは去年の本に挟んであったものです。
 もう、こうなると講談社文庫を手に入れるしかない!と思ってしまいますが…こちらも、ラインナップが豊富なので悩みます。詳しいラインナップ一覧はこちらからどうぞ。フェアの開催書店についても情報があります。

 よむーく×ちいかわコラボフェア → https://tree-novel.com/works/episode/b463b7036a29442ced0b9f7d94b17baf.html

ワタクシのおススメ3冊はこれだ!

 先ほど写真でお見せした3冊が、今年購入した3冊です。ちょっとだけ紹介しておきましょう。

 5分後に意外な結末ベストセレクション 桃戸ハル編・著 610円(税別)
  こちらは、学研が発行している5分後シリーズのベストセレクションになります。小中学生に人気なんですよね~。22話収録で全232ページですから、それぞれのお話は短いのですが、意外な結末が面白いということなんでしょうね~。読んだことがないので、読んでみたいな~っと思いました。

 Ank:a mirroring age 佐藤 究 1160円(税別)
 タイトルも何て読むのかわかりませんが、全653ページの面白そうなSFです。吉川英治文学新人賞と大藪春彦賞のダブル受賞のエンタメ小説ということですから、期待値が大ですね。

 旅猫リポート 有川 浩 640円(税別)
 もう…最後まで悩みましたが…有川さんを選びました。もう、覚悟はできています。
 有川さんと言えば、ワタクシの大好きな図書館シリーズの作者ですよね~。今までどれだけ笑わされ、そして泣かされてきたかと思うと本を手に取っただけで、泣きそうになりましたが…頑張って読みます!

 この他にも、魅力的な本がたくさんありますので、ぜひ本屋さんに足を運んでみてください~。

売り場情報!

 ワタクシは、八重洲ブックセンター本店で3冊まとめて購入しました。フェア自体は4月13日頃からやっているので、対象本が少なくなっているのでは…と心配しましたが、大丈夫でした。コラボの付箋もいただけたので、これから行くぞ~という方は、八重洲ブックセンター本店が良いかと思います!

 ●八重洲ブックセンター本店 → 5階の文庫売り場にてフェア開催中。ラインナップ豊富!
 ●池袋ジュンク堂本店 → 3階の文庫売り場にてフェア開催中。ラインナップそこそこ。
 ●三省堂池袋本店 → 地下1階の文庫売り場にてフェア開催中。売り場縮小傾向。

上記情報は、すべて2022年5月20日現在です。

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まとめ

 というわけで、年間スケジュールには春に講談社のフェアがあることを記載しておきましょう。

 ●2021年に50周年を迎えた講談社文庫は、新キャラクター「よむーく」を登場させました。
 ●2年連続で春の講談社文庫フェアが開催されています。
 ●2022年は、ちいかわ×よむーくコラボ。
 ●対象本を1冊買うごとに、ちいかわ×よむーくのオリジナル付箋がもらえる。
 ●しおりも色々あるようなので、一緒に集めてみてはいかがでしょうか。

そんなわけで、講談社文庫の新キャラクター、白クマの「よむーく」を末永くよろしくお願いしまーす。

昨年は、ブックカバーだったんですね~。どこにいったかなぁ~。
発見しました。プラスチックの固いやつでした~。

本に関係する記事はこちら。

 河出文庫のグランドフェア2022はコチラ → https://kotogara.jp/kawade_bunko_grand_fair_2022/

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読んだ~ 2023年7月13日更新!

 ずいぶん前に、3冊を読み終えていたのですが、感想を書くのをすっかり忘れておりました~。
 ちょっと…記憶が…おぼろげなところもありますが…。

Ank:a mirroring ape 佐藤究 1160円(税別) 653ぺージ

あ、これってもしかして…。

 いや、それにしてもこの小説は…すごいですよ。そして、面白かった!

 ある日突然、人間が凶暴になり殴り合ったり、何かを壊したりするようになる。人種も国籍も関係ないのだが…凶暴にならない人もいる、しかも凶暴になるのは一時的で、時間がたつと元に戻る…記憶がない…。地域限定のテロ? ウイルスに感染? 化学物質か?
 人間がこれまで経験したことのない災厄であり、これを防ぐことはできるのか…。

 内容を簡単に紹介するとこんな形なのですが、たいてい、こういう作品の場合、その暴動とか騒ぎが起きている地域では世界の滅亡か~くらいになっていても、じゃぁ、他の地域は?とか、世界はどうなってるの?っていうあたりを読者が気づいてしまうと、とたんにサーっと引いていく場合があります。
 しかし、この作品では、世界の動きも書かれていて、報道、政府、アメリカ軍の動きなど細かく世界観を作り上げているので、いや、現在も京都で事件が起きているのでは…と思っちゃうくらいです。

600ページ超えてるので、ちょっと躊躇しちゃうかもしれませんが、あっという間に読み終わります!

旅猫リポート 有川浩 640円(税別) 328ページ

帯もちがうんだね…今気づいた…。

 もう、ぜったい面白いと思って読んで、やっぱり面白かった本ですね。
 主人公は…オス猫のナナちゃん。
 ある日…事故にあったことがきっかけで、サトルと暮らし始めることに…。
 とある事情から…ナナちゃんの貰い手を探す旅が始まるのです。

 サトルがナナちゃんを連れて、知人や友人を巡ることで、サトルの人柄や現在の状況、昔のことなどが明確になっていきます。なぜ、ナナちゃんの貰い手を探さなければならないのか…。

 ラスト、P305ページからはタオル準備!
 ノリコ視点でのところで、ノリコが「いいですか」という、〇〇が「聞かないでください…」というあたりで、涙腺崩壊!この時、ナナちゃんは一言もしゃべってない(ノリコ視点だから)
 ただ、ナナちゃんの行動が…もう、涙腺崩壊!

 ラストレポートもしっかりしていて…安心の一冊。

5分後に意外な結末

 読み終えたんだけど…本が見つからない~。

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