森林総合研究所の季刊誌【森林総研】を読んで、持続可能な森林活用の最前線を知ろう!

食べ物。

 というわけで、季刊森林総研No.65の記事を紹介していきましょう~。

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 季刊森林総研 No.65 2024年夏号!

2024年夏号!

 微生物の力で木材を変身させるって、どういうこと?

木から造るお酒ってナニ~?

 お酒と人類の関係は…ずいぶん長いこと…飲みつ飲まれつ…いい関係を保ってきました。麦やブドウなどを原料とした醸造酒や、色々な素材を原料とした蒸留酒などたくさんのお酒が造られてきました。

 ただ、人類の歴史上もっとも身近にあって、もっとも重要な素材である木材を原料としたお酒が開発されたのは、なんと2017年に森林総合研究所が試験製造したものが世界初だということです。

 いや~、いままでにもとめなかったですよね~。

どうやって作るの?

 詳しいことはわかりませんが…木材を粉砕して水を加え、すりつぶしたものに酵素をまぜて、タンクで発酵させるそうです。

 樹齢50年くらいの杉の木1本から750mlのお酒が150本以上できる計算だそうです。

どんな木からお酒をつくるの?

 森林総合研究所で試験的に開発されているのは、杉、白樺、水楢、黒文字、山桜だそうです。
 杉の木の香りというのは、わりと思い浮かべることができると思いますが、杉はあの香りがするらしいです。白樺は白ワインのようなフルーティーな香り、水楢はウイスキーのような独特な香りだそうです。もともと、ウイスキーは水楢の樽で造りますよね~。そして、柑橘系とバラのような甘い花のような香りがする黒文字。
 木材それぞれの風味が違っているようで、とっても興味がそそられますよね~。

どうして木からお酒をつくるの?

 木や森林というのは、私たちにとってとても身近な存在ですよね~。ワタクシも子どものころは、山を縦横無尽に走り回っていましたが…木がそこにあるのはわかっていました。ただ、昔からそこにあり、そして、未来もそこにあるものだと思っていました。

 森林は、減っているのでしょうか?減っているのかもしれません。ただ、日本は人口が減少しています。地方では、限界集落などといわれていますから、やがて住む人がいなくなりますが、そういった場所はどうなってしまうのでしょうか…100年、200年たてば森林になっちゃうのでしょうか?

 森林は、人間が管理した方がいいという話も聞きます。定期的に木を切って植林してというサイクルです。ただ、これは木材を利用するという視点ではそうかもしれませんが…利用する木材以上の管理というのはやはり難しいだろうと思います。

 そういう意味で考えると、木材を利用してく、木材の利用価値を上げていくということが重要なんだろうと、そこで、地域の特徴としての木のお酒があれば、観光資源にもなりますし、木材の利用が増えれば管理する森林も多くなり、働く場所が増えていくということになるわけですよね~。

 そもそも、木は土地の土や水の影響を受けやすいでしょうから、50年100年の木材をお酒にした場合…同じ杉のお酒でも地域によって風味が違うということも考えられるわけですよね~。これは、とっても魅力的なことなのではないでしょうか。

飲めるの?

 森林総合研究所では、酒造免許を取得し安全性試験を経て、民間の酒造メーカーへの技術移転を開始するべく動いているそうです。

 ちなみに、森林総合研究所で試験的につくった木のお酒は…ちゃんと飲めるようですし、一般成人男女の試飲調査やバーテンダーなどの酒造業者への調査なども行われているようです。

どこで売ってるの?

 残念ながら…まだ、売っているという情報はありません。どこぞの酒造メーカーが発売してくれることを待っています!サ〇トリーですかね~。

今後はどうやって情報収集を…?

 さて、気になる木のお酒の情報は、森林総合研究所のHPをこまめにチェックするしかないですよね~。試飲の募集などもあるようですので、重要なチェックとなります。

  森林総合研究所「木の酒」公式HPはコチラ ⇒ 早く飲みたいよね~。

読者アンケートでプレゼントもらえる?

 なんと!季刊森林総研では、No.62号からアンケートに答えるとプレゼントがもらえる企画が始まりました~。いつまで続くのかわかりませんから…早めにゲットしましょう~。
 プレゼントは先着30名様ということです。機関誌はQRコードを読み込んで…HPからも申し込みができるのでお早めに~!

いただきました~。

こ、この鳥は…!

 A4サイズが横で入る大き目のトートバックです。これは、うれしいですね~。生地は薄目ですが、大きいのがいいです。そして、なんといってもセンターに鎮座するのが「オガサワラヒメミズナキドリ」だそうです。…とくにワタクシは詳しくないのですが、小笠原諸島の鳥の研究家といえば…森林総研の川上和人さんですよね~。このブログでも何冊か紹介させていただいておりますが、とにかく面白いです!きっと、このトートバックは川上さんの息がかかってるに相違ない…。

 それと、もう一つ!見てください、木のハガキですよ~。ちゃんと送れるそうです!

すごい!
木の香りが…しない。

 もったいなくて使えないですよね~。

まとめ

 というわけで、森林総合研究所が開発している木のお酒について紹介してきました~。
 残念ながら、まだ発売はしていないようですが、まもなくというところだと思います。

 たとえ、日本の人口が少なくなったとしても、森林を上手に活用して、みんながイキイキと生活できれば問題ないのかな~っと思っております。

 今後の研究成果に大いに期待したいですね~。

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